【朝日杯FS】9番人気のランスオブカオスが3着 GⅠ初騎乗のルーキー吉村が波乱演出「これぐらいやれる馬」
◇15日 第76回朝日杯FS(G1・京都・芝1600メートル) GⅠ初騎乗の若武者が波乱の立役者を演じた。ルーキーの吉村が騎乗した9番人気のランスオブカオスが3着に入った。道中は中団の内で脚をためると、直線では馬場の真ん中を猛然と追い上げた。 新馬戦から続けてコンビを組んだ吉村は「能力の高さを証明できました。これぐらいやれる馬だと思っていました」としてやったりの表情。「1、2着とはポジションの差だと思います。でも、折り合いやゲートなど課題をクリアしてくれて、次に向けての不安がなくなりました」とさらなる活躍に自信をにじませた。 奥村豊師は「距離が1F延びた中でも、しっかりと脚を見せてくれましたね。負けはしましたが内容は良かったです」とレースを振り返った。その上で「思った以上に落ち着いてレースを迎えられたことが何より良かったです。そこが一番の懸念材料でしたから。これで自信をもって進めていけそうです」と手応えをつかんだ様子だった。
中日スポーツ