神奈川県・黒岩知事が定例会見5月26日(全文3)希望する妊婦がPCR検査受けられるように
重点医療機関のさらに指定を進めるのか
朝日新聞:朝日新聞社の【モテギ 00:48:07】です。神奈川モデルの重点医療機関のこれからについてお尋ねしたいんですが、第1波はやや落ち着いたかに見えますけれども、知事もおっしゃったように第2波が懸念される中で、重点医療機関の重要性は決して下がっておりませんが、ただ一方で、指定された機関から病院経営が非常に厳しいという声が上がっております。第2波がいつ来るか分からない中で、重点医療機関のさらに指定を進めるのか、それともこの程度でとどめておくのか、中期的なちょっと考え方を教えてください。 黒岩:これは非常にこれから重要になってくるポイントだと思いますね。今、一般の医療に大変なご負担を掛けながら、このコロナの重点医療機関といったものを維持しています。これによって医療経営に対するダメージというのは大変なものが、私もこの点についてはずっとアピールをし続けています。国のほうもそういった認識を持ってくださったのかなというふうに最近思っています。 これ、いつまで続けるのかといったことですね。これは第2波に対する備えでありますけれども、第2波、いつ来るんですかと。本当に来るんですかということ。それから、どれぐらいの大きさなんですか。これ実は誰も分からないんですね。それで、これぐらいでいいだろうかなっていって通常に戻した瞬間に、どーんと来たら手遅れになるということだってないわけではないといったことがありますので、これも、この重点医療機関の出口戦略、これを国としっかり情報交換をしながら考えていきたいというふうに思います。 基本的にはワクチン等ができる、集団免疫ができるといったことでなければ、なかなかゼロに戻すことはできないとは思いますけども、いろんな途中のプロセスがあると思いますね。こちらは残すけど、こちらはちょっと順々に戻していこうとか。戻していっても、すぐにまた重点医療機関にできるようなオペレーションとか、そういうさまざまなことをこれから慎重に、国ともしっかり連携しながら考えていきたいというふうに思っています。