モントーヤ氏「決断に驚きはないが、値するのはユウキだった」レッドブルの来季人事に持論…新規定を前に停滞するのではと懸念も|F1
そしてモントーヤ氏は、レッドブルがトップチームの一角から下がる可能性もあると示唆している。 「レッドブルはこのオフシーズン、最もやるべき仕事が多いチームだろう。注意しなければ、誰がマシンをドライブしても、コンストラクターズ4位~5位になるだろうからね」 「実際に2024年の終盤はレッドブルよりもフェラーリ、マクラーレン、メルセデスのほうが、マシンパフォーマンスが良かったことは明白だ」 2024年、中団勢の頑張りも印象的だったとモントーヤ氏はこう続けた。 「これまで考慮されていなかった中堅チームが、今では本当に良いクルマを作るようになったと思う。現行ルールではレッドブルがアドバンテージのある状況だったが、この規定終盤に入ったら、今では手探りをするような状況になっているからね」
2026年の新規定で、各チームの勢力図は一気に変わることとなる。レッドブル・パワートレインズがフォードとのパートナーシップでうまくいかなかった場合、レッドブルはトップチームの一角ではなくなる可能性が高い。 もちろんアストンマーティン・ホンダが成功するかどうかは現時点で予測できないことだが、1チームのみPU供給によるホンダワークス化、“空力の鬼才”ニューウェイ氏を獲得するなど、ローレンス・ストロール会長は新規定に向けて並々ならぬ意欲で動いている。 ただしドライバーの枠となると、2026年のアストンマーティンは複数年契約締結によりフェルナンド・アロンソの残留が確定的となっている。僚友ランス・ストロールは会長の愛息子ということもあり、事実上シートに空きがない。 レッドブルグループとの契約が2026年以降不明瞭になっている角田にとって、この状況は他人事ではない。 また、もし勢力図が一変した場合、フェルスタッペンが異なる有力チームへ動くことになるかもしれないだけに、新レギュレーション後のムーブも要注目となる。