アイドルと恋愛、意見さまざま 最善の着地点は見つかるか
ハロー!プロジェクトのアイドルグループ・Juice=Juiceのメンバーである高木紗友希が、ハロプロと同グループでの活動を終了することが12日、所属事務所から発表された。シンガー・ソングライターの優里との交際が11日に文春オンラインで報じられたことを受けたもので、その後ネット上にはアイドルと恋愛に関するさまざまな声が出ている。
ネット上に続々、アイドルと恋愛に関する意見さまざま
報道によると、高木と優里は2019年末または2020年に入ってから交際がスタートしたという。高木が優里の自宅マンションで洗濯物を干したり、同マンションから仕事に出かけ帰宅する様子などが写真入りで報じられた。ハロプロ公式サイトは所属事務所からの発表と本人の謝罪コメントを掲載。高木から説明を受けた所属事務所はハロプロメンバーとして自覚を欠いていると総合的に判断、今回の結論に至ったという。今後の活動に関してはあらためて協議の上決めていく、としている。 「所属事務所発表が『今後とも高木紗友希、そしてJuice=Juiceの応援をよろしくお願い申し上げます』という言葉で締められていることから、今後は高木をアイドルとしてではなくソロのアーティスト寄りな路線で売り出していくのではないでしょうか。Juice=Juiceとしては残念な話ではありますが、サブリーダーだったという立場の重さもありこの措置は仕方がない。ハロプロはアイドル界の中でもパフォーマンスなど実力面で定評がありますが、その中でも高木は群を抜いた歌唱力で一目置かれる存在だったので、ファンはこれから心機一転して新境地へ挑むことを期待するしかないでしょう」(スポーツ紙50代男性記者) ネット上ではこのニュースをきっかけに、アイドルと恋愛についてあらためて考える声が出ている。 「いまどき恋愛禁止というのは時代にそぐわないのでは」といった時代性を考えた観点からの意見もあれば、「アイドルは疑似恋愛をウリに活動し仕事を成立させているのだから、恋愛を我慢するのも仕事のうちでは」「恋愛の是非は別としても、発覚すれば周囲に迷惑をかけることはわかっていたはず」といったアイドルとしてのプロ意識を強調する声もある。また、「もし恋愛をしたとしても絶対バレないようにすべき」と、ファンの夢を守ることの大切さをうったえる声や「相手が恋愛禁止のアイドルだと知っていて近寄ってくるのは良くないのでは?」など交際相手側を批判する意見、さらには「ミッキーマウスの中身の人を暴露するような報道はあり得ない」などアイドルをディズニーキャラクターになぞらえてメディアの報道を批判する意見まで、実にさまざまな見方が出ている。 「アイドルに関心がない人と熱心なアイドルファンとではおのずから見解も異なるでしょうし、アイドルファンの中でも意見はいろいろと分かれます。疑似恋愛的な側面をメインにしたアイドルと、楽曲やステージでのパフォーマンスをウリにしたアイドルとではカラーやファン層も異なるので、恋愛に関する許容範囲も変わるかもしれません」(アイドル情報メディアの40代男性ライター) どれが正解というのはないのかもしれないが、今回に限らず、こうした問題が起きてしまった以上は最終的にはアイドル本人とファンができる限り傷つかない最善の着地点を探すしかない。 (文:志和浩司)