「女優になりたい」18歳・園田あいかネクストブレークなるか
5歳の頃に地元・熊本で子役として芸能界入りした女優・園田あいかは現在18歳、ネクストブレークが期待される若手女優の一人だ。今春公開予定の短編映画「Smile」(空下慎監督)の主演に抜擢されたほか、動画アプリTikTokのフォロワーが42万人を突破、さらにYouTubeチャンネルなどネットでの展開も注目を集める中、発売中の「週刊プレイボーイ」(集英社)6号ではグラビアに挑戦と、多岐にわたる活躍で今年は飛躍が期待される。 【写真特集】園田あいか「もっと広い世界を見たい」
感情にじみ出る表現がしたい 内面には負のオーラも
「女優になりたいんです」 いまはきっぱりとそう言い切る園田だが、昨年の前半ぐらいまでは「演技」というものに対して距離があったと告白する。 「それまで3年間アイドルをしていたんですけど、アイドルは自分と向き合う時間が多いせいか他の誰かを演じることに魅力を感じなかったんです。女優に興味がなかったわけではありませんが、20代から30代ぐらいから考えればいいのかな、なんて漠然と思っていたんです。自分を捨ててでも誰かになりたい、誰かを演じたい、と思えるようになるのはまだまだ先なのかな、と思っていたんですよ。でも実際に昨年6月にアイドルを卒業したとき、その『誰かになりたい』という感覚になって。朝井リョウさんの『少女は卒業しない』を読んだとき、自分に似ている子が出てきて、あ、この子の人生を表現してみたいな、と感じたんです。アイドルとしてコーティングされていたものがなくなり、なんでも吸収できるような感覚になれたんです」
一方で、今回のようなグラビア撮影から学ぶことも多いという。 「出来上がった写真を見たら、撮影したときの感情とか周りの匂いとか感覚が戻ってくる感じがして。私の中にあるいろいろな感情の中から、衣装と雰囲気に合った感情を選んで、中からその感情がにじみ出るような表現がしたくて。たとえば赤い衣装だったら情熱的で燃えている自分とか。もしオムライスを持っているとしたら、本当においしいと思ったら本当においしくなるから、おいしいなという感情が表情ににじみ出たところを撮ってもらう、みたいな。全部感情と環境の組み合わせで写真ができてるなって。誰かを演じるわけじゃなく、自分のありのままを見せることも難しいですよね」 ありのままの自分には、負のオーラもあると明かす。 「いまの年齢を活かすなら学園ものに出てみたいんです。高校生らしい青春をしていなくて、教室の空間を忘れているので。それで、悩みの多い役というか。私、ふわふわした感じに見られるんですけど、意外と中身はいろんなことを考えたりいろんなことを疑問に思ったりする性格なので、ちょっと不思議な女の子みたいな。負のオーラが自分の内面にあって、そんな自分に似た役を本気でやってみたいなと思います」