森七菜、飛び交う憶測に決着 大手のSMAと提携で今後は?
新たにソニー・ミュージックアーティスツ(SMA)とエージェント業務提携を結んだことが24日正式発表された森七菜。“恋あた”として親しまれた昨年10月期の主演ドラマ「この恋あたためますか」(TBS系)も好評で、19歳の若手女優として上り坂にある森だけに、ネット上でも今後に期待する声は高まる。また今回、一連の事務所移籍報道で森を知ったとの声もあり、これを好機としたいところだろう。
引退?独立?飛び交った憶測にピリオド
「『恋あた』が人気だったことも手伝って、1月14日に前事務所アーブルの公式サイトやインスタグラムから森が突然削除されたときはネットに『引退か』『独立か』などと憶測が飛び交う状況になりました。われわれも取材に追われましたが、結局は事実上の事務所移籍。昨年12月には前事務所に契約解除を申し出ていたそうですが、まだ契約期間が残っている中での急速な動きだったのでさまざまな調整に追われ、業務提携発表の段取りもままならなかったのでしょう」(スポーツ紙50代男性記者) ネット上には、ファンの安堵の声が躍る。「良かった!無事ならそれでよし」「新しい事務所でも頑張ってください」と、女優としての今後に期待を抱く人は多い。 「SMAの発表はエージェント業務提携ということですが、どこまでの業務を行う契約になっているのか外部からは詳しくわかりません。業務提携では営業活動や付随するデスク業務、宣材作成などを行い、タレント送迎などの現場マネージまでは行わないケースもあります。今回は発表前からSMAが『現場をサポートさせていただいていることは事実です』と言っていたようなので、そのサポートの範囲がどこまでなのか。限りなく移籍に近い提携かもしれませんね。森さん側が個人事務所を立ち上げた場合、現場は個人事務所スタッフが行うといった形もあります」(別の芸能プロダクション50代男性マネージャー)
「満島ひかりさんのお芝居が大好き」
いずれにしても、一時はどうなることかファンも心配する状況だった中で、今後が期待される若手女優の活動に光明が差したのは事実だ。 「昨年はなんといってもNHKの朝ドラ『エール』出演で全国的な注目を集めてからの『恋あた』主演と、森さんへの期待値が一気に高まった一年でした。ネクストブレーク若手女優などのメディア記事の常連でもありましたが、もはや一定のブレークは果たしましたね。大手であるSMAがついたことで、今年はさらにどれだけ跳ねることができるかです」(テレビ情報メディア40代女性編集者) 昨年、THE PAGEのインタビューで森はこう話していた。 「満島ひかりさんのお芝居が大好きなんです。満島さんの作品を観ると、満島さんが演じた役の人物がいまもどこかで、満島さんとは別に生きているんじゃないかなって思えるんです。台本があってカメラがあって、そういう撮影現場に行って役を演じているというよりも、その役の人物がそこにいるからカメラを回してるんだ、って感じがするんです。あんなお芝居ができたら最高です」 満島といえば役者としての実力に高い評価のある女優だが、約3年前にプロダクションを離れフリーランスとなった。自由と引き換えにすべて一人で責任を負う形で仕事をしている。森も将来、満島のような気骨のある女優となれるか。 (写真と文:志和浩司)