『SEMAショー2024』の主役たち ド派手なカスタムカー 41選 後編
シボレー・ベルエア(1954年)
リキモリ社は1957年に設立されたため、今年のSEMAブースは1950年代をテーマにしていた。ジュークボックス、ヴィンテージの給油ポンプ、メカニックのユニフォームと並んで、このエレガントなカスタム・ベルエアが置かれていた。5000時間のレストアが完了したばかりで、その費用はおよそ28万ドル(約4200万円)。カリフォルニア州ベーカーズフィールドにあるボーン・ヴィンテージ・ホットロッズ社が、ルーフラインを50mmカットし、エアサスペンションを取り付け、383ストローカーエンジンを搭載した。
フォードF-100(1969年)
ソロモン・ランガーのカスタムF-100「クライド」は、フォード・カスタム・ガレージのブースに並んだプロジェクトカーの中でもひときわ目立っている。このピックアップトラックの心臓部には、5.2L V8のフォード・パフォーマンス・ラプターRクレートエンジンとウィップルの3.8Lスーパーチャージャーが搭載されている。最高出力は900ps以上、最大トルクは96kg-m以上と予想されている。カーボンファイバー製のボディパネルの下には、ファット・フェンダー・ガレージのポータービルト・ステージ2コイルオーバーシャシーが隠れている。
日産フロンティア・ターマック(2024年)
日産モータースポーツ、レーサーのクリス・フォルスバーグ氏、日産デザイン・アメリカが、日産フロンティアPRO-Xを、スポーツトラック時代を彷彿とさせるパワフルで低車高のピックアップトラックに変身させた。フロンティア・ターマックは、3.8L V6に水冷式スーパーチャージャーを追加し、プロトタイプのカーボンファイバー製NISMOコールドエアインテークとパフォーマンスキャットバックエキゾーストを装備。その結果、最高出力440ps、最大トルク55kg-mを達成した。
ロールス・ロイス・シルバーシャドウ(1974年)
このシルバーシャドーEVは、チームBisimotoの目玉展示であり、人気の高いトーヨー・トレッドパスの一部として披露されていた。20×8のブリクストン・フォージド・ラグジュアリー・シリーズLX01モノブロックホイールとトーヨー・プロクセス・スポーツのサマータイヤが装着されている。 パワートレインは最高出力648ps(477kW)のシングルドライブAC三相誘導モーターで、液冷式である。BisimotonoのツインバッテリーボックスにはLG化学の66kWhバッテリーが搭載されている。チョークホワイトのエクステリア・ペイントに、ティファニー・ブルーのレザーインテリアが映える。