“王者”レヴァークーゼンが大会連覇に向け大きく前進! バイエルンを破ってポカール準々決勝進出
DFBポカール3回戦(ベスト16)が3日に行われ、バイエルンとレヴァークーゼンが対戦した。 大会最多20回の優勝を誇るバイエルンと、昨季の同大会チャンピオンであるレヴァークーゼンが3回戦で激突する。2回戦でマインツを撃破したバイエルンは、2年ぶりにベスト16へと進出。2019-20シーズン以来となる王座奪還に向け、昨季“国内二冠”達成のレヴァークーゼンを本拠地『アリアンツ・アレーナ』に迎え撃つ。なお、負傷中の日本代表DF伊藤洋輝は、この試合でもメンバーから外れている。 試合は、11分にレヴァークーゼンが最初の決定機を作り出す。ジェレミー・フリンポンが左サイド深くに抜け出し、対応したキム・ミンジェとコンタクト。一度ボールを失ったものの、ダヨ・ウパメカノのキックをピエロ・インカピエが前線でインターセプトする。ボックス手前でボールを受けたフロリアン・ヴィルツが右足でシュート。ニアを狙ったが、わずかに枠を捉えきれなかった。 そんななか、17分に大きなターニングポイントが訪れる。最終ラインでボールを持ったヨナタン・ターが最前線にフィード。反応したフリンポンが勢いよく走り出す。チャンスに繋がるロングパスに対し、バイエルンのGKマヌエル・ノイアーが積極的にチャレンジ。ボックス外へと飛び出してカットを狙うが、ボールに触れることができずフリンポンと激しく交錯してしまう。主審はレッドカードを提示し、バイエルンが10人での戦いを強いられることになった。 数的優位に立ったレヴァークーゼンは、32分にビッグチャンスを創出。バックラインからエドモン・タプソバが軽く持ち運び、右足で柔らかいボールを蹴り入れる。カットに成功したバイエルンだったが、即時奪回を試みたレヴァークーゼンがすぐさまプレスをかけて回収。ヴィルツがドリブルでバイタルエリアに侵入しつつ、左脇を駆け上がるフリンポンへとラストパスを出す。だが、ダイレクトでニアに放ったシュートはGKダニエル・ペレツがセーブ。急遽投入されたイスラエル代表GKがチームを救った。 以降は拮抗した状況が続いたが、69分にレヴァークーゼンが均衡を破る。ポゼッションでバイエルンを押し込みながら、細かくパスを繋いで守備ブロックの穴を探る。左サイドのアレハンドロ・グリマルドへとパスが渡ると、ゴール前の様子をうかがいながら左足で正確なアーリークロスを供給。ピンポイントで蹴り入れられたボールに飛び込んできたネイサン・テラが頭で合わせ、豪快なヘディングで先制点をマークした。 結局、そのまま試合は1-0で終了。レヴァークーゼンがバイエルンを破り、大会連覇に向けて大きな勝利を掴んだ。 【スコア】 バイエルン 0-1 レヴァークーゼン 【得点者】 0-1 69分 ネイサン・テラ(レヴァークーゼン)
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