なぜ11.21大阪「RIZIN.25」でフェザー級王座争う朝倉未来は「オレの相手じゃない」と対戦する斎藤裕をこき下ろしたのか
朝倉にとっては2月以来、8か月ぶりの試合になるが、「久々ではあるが、ずっと追い込んでいたんで。とりあえず凄く強くなったオレを見れると思う」と言う。 強くなったと自負する背景には、試合のない間にYouTuberとして展開してきた一流格闘家との異種格闘技コラボがある。 YouTubeでは、逮捕された迷惑系YouTuberのへずまりゅうをボコボコにしたり、最近ではジャニーズ事務所を退所した元NEWSの手越祐也に格闘技を手ほどきするなどのPVを稼ぐバラエティ路線の一方で、K-1の当時スーパーライト級王者の安保瑠輝也、現スーパーウェルター級王者の木村“フィリップ”ミノルや、ボクシングのWBA世界ライトフライ級スーパー王者、京口紘人、フルコンタクト空手の世界王者らとスパーリングをしてきた。ガチに近いスパーもあった。 「コラボしている格闘家はトップどころの選手。K-1のチャンピオンだったり、空手の世界チャンピオンだったり、ボクシングの世界チャンピオンだったり、そこに特化した人たちとその人たちのルールでスパーリングをしてきた。総合においての打撃は相当レベルが上がったんじゃないかと自信にもなった」 さらにYouTuber映像に流れていないところでは、「組み技をほぼ8割やっている。組み技でもオレの方が強いんじゃないかなって思っている。(斎藤戦は)そういう展開にならないと思いますが、相手が(組みに)持ち込んだ時に強さを実感するんじゃないか。視聴者も強さがわかるんじゃないかなと」と続けた。 そして、朝倉は、すでにベルトを巻いた、その先を見据えている。勝てばRIZINバンタム級王者の弟の朝倉海と兄弟王者となるが、「そこはあまり意識していない」とした上で、こう声のボリュームを上げた。 「それよりもっとベルトの価値を高めたい。今回のタイトルマッチで証明されるベルトの価値ってあまり高くないと思っていて。今後、世界の強敵を倒してRIZINのベルトの価値を高めていきたい」 朝倉は怪我をしないことを条件に「日本の格闘技を盛り上げたい」と、約1か月後の大晦日にさいたまスーパーアリーナで行われる予定の「RIZIN.26」出場も表明した。