なぜ11.21大阪「RIZIN.25」でフェザー級王座争う朝倉未来は「オレの相手じゃない」と対戦する斎藤裕をこき下ろしたのか
当初、榊原CEOは、ダイレクトの朝倉vs斎藤戦はないとし同じくRIZINの8月大会でTKO勝利デビューした萩原京平(SMOKER GYM)との“挑戦者決定マッチ“の可能性をほのめかしていた。だが、その萩原が「RIZIN.24」で元DEEPフェザー級王者の芦田崇宏(BRAVE)に敗れたため「(コロナ禍で)日本人しかチョイスがなく現状のフェザー級のナンバーワン決定戦としては斎藤対朝倉のタイトルショットでいい」判断。このカードにGOサインを出し、創設したRIZINフェザー級王座がかけられることになった。 「タイトル戦については(RIZINで)2連勝、3連勝すれば見えて来るかなと思っていたんですが、僕の8月の試合結果と朝倉選手という存在がここで一致したのかなと。このチャンスを逃したくないので必ず勝ちたいと思います」 斎藤が初代王座獲得を宣言すれば、朝倉も、「7戦全勝なので(タイトル戦に抜擢されるのは)当然。オレがふさわしいのかなと思うので獲りに行きます」と返した。 朝倉の豪語は止まらない。 「勝敗を分けるポイントは?」の質問に、先に斎藤が、「試合はやってみないとわからないんですけれど、5分3ラウンドを通して必ずチャンスは来るのでそこを逃さない。細かいところはやってみないとわかりませんがチャンスを逃さない方が勝つと思います」と答えると、 朝倉は、質問そのものを否定した。 「勝敗を分けるほど競ってないと思っていますね」 ――圧倒的な展開になると? 「圧倒的かはわかりませんが、競ったりすることはないかな」 豪語の根拠はどこにあるのだろうか? 朝倉は新型コロナ自粛明けとなった8月のRIZIN.22、23は肘の故障で欠場し、フジテレビが中継した9月の「RIZIN.24」の出場も打診されていたが、減量、調整時間が足りないとの理由で断った。このフェザー級タイトル戦も、当初は、大晦日のメガファイトに組み入れられる予定だったが、1万2000人収容で、50%制限でも5000人から6000人は入る大阪城ホールのスケジュールに空きが出て、大阪に本社のある「Yogibo」が前大会に続いて冠スポンサーに付くことも決定したため「巻き返したい」(榊原CEO)と急きょ、仙台で予定していた新企画の大会ではなく「RIZIN.25」が開催されることになりYouTuberとして1も絶大な人気を誇る朝倉に出場打診がなされた。