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なぜ朝倉海は衝撃のTKO勝利でRIZINバンタム級王座奪取に成功したのか?

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THE PAGE

総合格闘技イベントの「RIZIN.23」が10日、横浜の「ぴあアリーナMM」で4410人の観客を集めて開催され、メインのRIZINバンタム級王座決定戦では、朝倉海(26、トライフォース赤坂)が、扇久保博正(33、パラエストラ松戸)を1ラウンド4分31秒に、サッカーボールキックで仕留めて衝撃的なTKO勝利。新王者に輝いた。同ベルトは、大晦日に朝倉が敗れたマネル・ケイプ(アンゴラ)が巻いていたが、UFCへの電撃移籍で返上となり、朝倉と、当初ケイプの初防衛戦相手に決まっていた扇久保が争った。朝倉は、元王者の堀口恭司(29、ATT)との再戦を要求。榊原信行CEOは、大晦日に注目のビッグマッチを実現する考えを表明した。

 周到に用意してあった対扇久保用の秘密兵器が炸裂した。 「狙っていた。打撃に対して下を向くクセがあるので、アッパーと膝蹴りを」  扇久保が打撃でプレッシャーをかけられると頭を下げるクセを見つけてあった。  第1ラウンドの終了間際、朝倉海は、そのクセを見逃さず、”一の矢”のアッパーを放つ。顎を打たれた扇久保は、苦痛に顔をゆがめて横を向きコーナーへ下がった。”二の矢”は飛び膝蹴り。扇久保がたまらずダウンし、四つん這いになると、そこにパウンドの嵐。フィニッシュとなる”三の矢”は、サッカーボールキックだった。体を起こさせ、2発目のサッカーボールキックが、扇久保の顔面をまともに蹴り上げると、レフェリーが間に入って試合を止めた。殺戮の”KOメニュー”である。 「効いたら一気にいこうと思っていた。作戦通り。セコンドの声が聞こえたし、兄貴の言う言葉通りに動けた」  セコンドに付いた“作戦参謀“である兄の朝倉未来が立てた戦略をその通りに実行した。 「立とうと思って止められて…まだできた。でも(後で試合)映像を見たら止められてもおかしくない。朝倉選手は強かった」  試合後、扇久保も完敗を認めた。  扇久保は、修斗の元世界フライ級王者。米国の総合格闘技イベント「UFC」へ挑戦する選手を追った登竜門的なリアリティ番組に抜擢され、長くラスベガスに滞在していたこともある国内のバンタム級最強のファイターだった。“バンタム四天王“の一人とされていたが、元DEEP王者の元谷友貴、元パンクラス王者の石渡伸太郎をそれぞれ判定で破り、RIZINのバンタム級サバイバルを勝ち上がってきた。だが、朝倉海との力の差は歴然だった。

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