「IRは必要、今さらぶれる必要はない」大阪・松井市長会見12月15日(全文3完)
共通認識が持てる他党と一緒に選挙戦を戦う可能性は
記者:すみません、あともう1点なんですけど。今、馬場代表のほうで統一地方選挙、地方議員は600人ということで目標にして目指している中で、これは徐々に、大阪以外ですか、関西以外にも広げいくという方針は、もうすでに進めておられるとは思うんですけど、一方で、議員だけじゃなくて、行政の政策を市民とかに広く浸透させるには、やっぱり首長を取ることの重要性みたいなことを広く語られている中で、大阪以外で言いますとなかなか、いわゆる維新バーサス非維新という構図で、勝てないっていう状況もあると思うんですけど、このまま、なかなかそこは厳しいっていう戦いが続いている中で、例えばなんですけど、例として、維新以外の政党でも、例えば政策が、応じるというか、共通の認識が持てる党と一緒に例えば選挙戦を戦うとか、そういう首長選挙ってなかなか難しい戦いがあると思うんですけど、その辺りの可能性とかはどう思われますか。 松井:これは兵庫県もやってきたじゃない。
大行革はやっぱり痛みを伴う
記者:ただ一方で、まだ全然進んでいない部分もあるじゃないですか、戦い方として。 松井:だから、いや、維新が少しでもそういう行政の中に入ると、橋下さんの一番最初、大行革をやりましたよ、大行革。やっぱりあれは痛みを伴うんで、それはやっぱりみんな嫌ですよ。でもあの痛みがあったから今の大阪府、大阪市があるんだけどね。最初はなかなかやっぱり拒否感があると思いますよ。議会も一緒ですよ。だから維新対、この間の尼崎も西宮も、もう維新対、自民党から共産党までなる、これは議会を主導するんですけど、一番嫌がっているのは、われわれ一挙にやっぱり定数削減、報酬カット、それがある程度、維新の勢力できると、それをやられるとまさに自分の席を失うことになるじゃない。実際112議席が88になって、今度79になるということは、79になるいうことは、33、議員いなくなったのよ。だから33人はもう議員としての身分をなくしたということ。これは全てのね。だからそれはやっぱり嫌よね。議員でおりたい。 だから、それは議員の身分というのは、尼崎やとか、そこそこの市町村なら年収1000万プレーヤーだから。それはもう最初からその椅子を減らされるっていうと、誰かが、要はそれだけの身分を失うから。それはもう本音の話、建前ではやっぱり議員を減らすべきだというけど、そんなの、やっぱり1000万の年収を失うというのは、それはみんな嫌がる。そこだと思います。 でも結果見てほしいなと思うけどね、役所も。今厳しいところも、橋下さんが最初にやったとき、みんな役人も厳しかった。全員、報酬10%平均でカットして、天下り先もなくしてやったけど、今の大阪府、大阪市の職員を見てよと思うけどね。前向きの仕事をできるようになったじゃないの。給料カットも終わったじゃない。だからやっぱり役所の中の、公僕として入所するときの一番の先生は、やっぱり住民に喜んでもらうために働くということだから。だからやっぱり最初は厳しいよ、それは。大行革やるとき。でもそのあと本当に財源確保すれば住民の皆さんからやっぱり、よくやっているねっていう評価を受けるんだから。それを見てもらいたいと思いますね。