「IRは必要、今さらぶれる必要はない」大阪・松井市長会見12月15日(全文3完)
成長するから税収は上がる
松井:継続は力ですよ。継続は。だからこの10年間やってきたことを継続、発展させていく。もうこれが、われわれとしたら公約だと思います。だから相手は、自民党が言ってるように、やっぱり大阪市至上主義で言ってるわけだから。これは19年のときも、僕の対戦相手だった柳本さんは経済首都大阪市を掲げたから。それでしょう。われわれは現状、この府市一体での大阪の成長。それから成長で、これも実際、今、実現してるけど、成長するから税収は上がるんでね。それで使える財源をつくって、少しでも住民の皆さんの生活環境を改善すると。もうこれが維新の公約だと思います。 記者:ありがとうございます。 記者:次の質問にまいりたいと思います。いかがでしょうか。
相手がカジノ反対を掲げたらどう戦うのか
記者:読売テレビの岡村です。すいません、お願いします。2点あるんですけども、1点目が、今のお話にもあった次の4月の市長選に関連して、維新のほうでは事実上、横山さんが正式に今後、立候補というか、候補になると思うんですけど、対立というか、戦う相手の可能性として、例えばなんですけど、1つの争点で、集えるのであれば、例えばカジノを1つ、反対と掲げて、これはいろんな党が集まって対立軸として出てくる、これ、可能性としてはあると思うんですけど、それ、過去にも、横浜市。 松井:ずっとあったからね。 記者:はい。横浜市とかでもそういった事例があって、カジノ反対を掲げた、IR反対を掲げた市長が当選したりもしているんですけど、そういった対立軸が想定される中で横山さんは、実際、党員の横山さんは、戦い方というか、相手のそういう可能性についてはどう思われますか。 松井:うん? 相手の可能性? 記者:いわゆる1つの、IR反対、カジノ反対っていうのを争点にして戦ってくるっていう可能性もある中で。 松井:それ、今までもそうだったの。 記者:より今後それが出てくる可能性もあるじゃないですか。そのときはどういうふうに戦っていくのか。 松井:これはもう、ぶれないことですよ。われわれは夢洲を、カジノを呼び込みたいんじゃなくて、もともとは負の資産、大阪市の大きな大失敗のマイナスの資産、負の資産といわれたあの夢洲を、有効な資産につくり替えていくと。そこで必要なのがIRだと。これをずっと言い続けてますから。もともとIR、法律なかった中で、これはわれわれ、旗振りながら、安倍総理にわざわざシンガポールも行っていただいて、で、法律を作ってきたわけだから、もうぶれないことだと思います。それは、ネガティブな部分も真っ正面から受け止めて説明を尽くす。でもこれはずっとやってきたことです。この15年。11年のときは、IRっていうのはそこまで争点になりませんでした。でも、もう15年、19年、このダブル選挙では完全に争点になってたし。よくカジノをやめて福祉に回せっていう、そういうデモ行進もありましたよ。でも僕はそこで、カジノで、IRで財源をつくって福祉に回そうと、そう言い続けてきたんで。 だから、それ、争点づくりは、これはもう相手があることだから勝手にやってくるけども、われわれは、IRは大阪の成長に必要、夢洲の価値を上げるために必要。で、観光立国日本をつくる。大阪に、さらにインバウンドで需要を、商機拡大すると。このためにはIRは必要と。これはもう今さら、ぶれる必要はないと思っています。