IR用地の鑑定「長年の信頼関係がある鑑定事務所に依頼」大阪・松井市長会見12月15日(全文2)
大阪市の松井一郎市長は15日午後、定例会見を行った。 ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「大阪市の松井一郎市長が定例会見(2022年12月15日)」に対応しております。 【動画】大阪市の松井一郎市長が定例会見(2022年12月15日) ◇ ◇
もう少しいい値段で売れてもいいのでは、と見る人もいるが
記者:ありがとうございます。最後1点だけ。先ほど市長がおっしゃったように、夢洲、工業用地だったところを投資して、市が投資してIR用地にして価値を高めてっていうところはおっしゃるとおり、地下鉄の駅を通されて淀川左岸線を通して商業ができる土地にしたと。これはもう市の投資によってそういう土地になったというふうに私は理解しているんですけれども、その商業用地と、その前に売ってた工業用地ですよね。その価格差がだいたい今、IRの賃料の鑑定評価額だと2倍くらい、5~6万円と、12万円8000円みたいな形になっているんですけれども。 ただほかの、繰り返しになって恐縮なんですけど、ユニバーサル・シティですとかのところを見ると工業用地が6万円くらいで、商業用地が30万円近く、特に駅前なんかだとそれくらいの価格になっているんですよね。これをちょっと比較してみると、もう少し夢洲の、特に駅前の新しく路線を通すところなんかは大阪市からもアクセスいいし、もう少しいい値段で売れてもいいんじゃないかなと見える方もいるんですけれども、この辺り、市長の受け止めとしてはいかがでしょうか。
ユニバーサル・シティとは横並びで測れない
松井:ユニバーサル・シティと夢洲と、これはやっぱり横並びで測れるものではないし、まさに夢洲っていうのは、先ほど言われた市の投資の部分でも、これは、今、投資したわけじゃありません、われわれが、この10年で。これはもう、夢洲は30年以上前に投資をして、あのまま塩漬けになってたという事実があるわけです。事実が。この土地を活用するということで、IRというのを、法律作って、なんとか日本で事業できるように、そういう形を整えてきたわけですよ。 その整えてくる中で、この事業者の賃料設定というところで、まず鑑定額を出していった。夢洲やとかユニバーサル・シティだとか、それから、ユニバーサルを呼び込むとき、じゃあ本当にどのような土地の値段だったのかというところ、今はそういう価格付いていると思いますけど、呼び込むときの価格っていうのは、やっぱりこれは、あれも大阪市が最初3セクでやったよね。で、ユニバーサルを呼び込むときの条件っていうのはどうだったの。あれは賃料、ユニバーサルが成長する中で賃料を上げていったよね。 職員:はい。正確な資料は手元にございませんけれども、徐々に上げていっていると認識してございます。 松井:徐々に上げていって。そのことでユニバーサルの事業体が、当時は大阪市も入ってたよね。大阪市から社長いってるよね、ユニバーサル・スタジオ。 職員:当初はいっておられました。 松井:それで一度破綻してしまったよな、あれ。で、会社が変わったよね、親会社が。 職員:そうです、はい。 松井:で、こっちも全部引き揚げたよね。 職員:そうですね。今はまったく関与していない。資本的には関与していない。 松井:資本的には。それで、あれ、株式を全部売却したよね。 職員:そうです、はい。