大神いずみ「博多の女、冷蔵庫に明太子がないと落ち着かない!母と故郷に感謝しながら、1つ歳を取る」
◆街全体が様変わりしているまっ最中 このレシピの変化球として、もう一品。 「明太子ディップ」もわたしがよく作るおつまみ。数々のホームパーティーにこればっかり持って行きすぎて、 「あ、いずみちゃんまたコレね。」 と友人たちにはすっかりお見通しな料理だ。 昔からどこへ持って行っても小さな子どもにも大好評で、クラッカーとこのディップがあっという間にお皿から消えてしまう、これまたわたしの自信作。 マスカルポーネチーズかクリームチーズに「コレでもか!?」というほどの粒明太子をたっぷり入れて、昆布だし、お醤油を加えて練り合わせる。クラッカーを添えて、出来上がり。 怒る気にもならないくらい、簡単でしょ? バターがチーズに代わっただけのこの2品で、大神いずみは明太子料理の達人のように語っているのが感じ悪いと言う、アナタ。 まあ黙って一度、このとおりに作ってみていただきたい。 簡単すぎる上に美味しすぎて、あなたも明太子のある国に生まれてああよかった、と胸に手を当てて思える2品。ぜひぜひお試しあれ。 今は「天神ビッグバン」とやらの名の下に、福岡市の中心地・天神がビックリするくらい再開発されている。 新しいビルやお店、街並みがデデン、デデンと現れていて、たまに福岡に帰省するわたしなど、 「この前ここにあったお店が、あれ?もうない!!」 「移った!」 「新しくなった!」 「で、どこだココ!!?」である。 街全体が様変わりしているまっ最中。確かに、さらに便利で効率の良い街に生まれ変わっている途中なのだろう。 昔大好きだった絵本に『ちいさいおうち』というのがある。 一軒の小さいおうちに、四季が巡り人々が生まれ、成長し、賑やかだった街並みも月日とともに景色がどんどん変わっていく。やがて小さいおうちは背の高いビル群に囲まれて埋もれていくのだけれど…というお話。 まさに今わたしの福岡の記憶は、高いビル群に囲まれてすっかり埋もれかかっている。 でも、まだ1人で暮らしている実家の母が元気でいてくれる限り、兄とわたしは安心して故郷の実家を訪ねることができるし、 食べ慣れた明太子を甘えて無心することができている。 そこだけが今も、わたしの故郷のままでいてくれるのだ。
【関連記事】
- 大神いずみ「野球漬けのGWが終わった。まもなくアラカンには堪えるが、今年は夫・元木がおにぎりを握ってくれた」
- 大神いずみ「最近、打席に立つ長男の顔が夫・元木大介と一緒に…。背番号をもらえずに引退するが、甲子園を目指し、最後まで仲間のサポートに徹する」【2023年間BEST10】
- 大神いずみ「いつの間にか長男大学生、次男は中2。ラップのライブに一人で行かせるか?我が身を振り返って悩む」
- 大神いずみ「12月、1月は誕生日や記念日続きで忙しい。夫・元木大介との結婚記念日には〈今年も1年、よろしくお願いします〉。息子の誕生日には自分を褒めて」
- 大神いずみ「元木家、東京→大阪→福岡→東京の年末年始帰省大行脚で新年の幕を開ける。母達の手元が少しゆっくりになった気がする」