小池都知事が記者会見9月4日(全文2完)日本のデジタル化の遅れが浮き彫りに
今の保健所の逼迫度合いはどの程度か
TOKYO MX:TOKYO MXテレビの相模と申します。保健所支援拠点の拡充についてなんですけれども、多摩府中保健所に配置するということで、こちらの保健所に配置する理由として、今この保健所でかなり逼迫しているということなのかということと、体制を拡充する理由として、今後の感染者急増に備えるためとあるんですけれども、今の保健所の逼迫度合いというのがどれぐらいのものなのか、情報を把握されていましたら教えてください。 小池:ご承知かと思いますが、東京23区の保健所と、そして多摩地域と、若干位置付けが違っております。そして立川、府中、それぞれ都が直轄をする保健所でございますけれども、そちらで今さまざま支援の試行をするということであります。ただ、保健所のそれぞれの要請に基づいて、保健所への支援のその拠点もつくっていこうというものであります。 今回、例えば立川を皮切りにして、LINEで健康の観察、保健所の方は、保健師さんは1日2回、体温であるとか、それから健康状態などを確認するという、それを、電話を2回かけていただいていたわけで、現在もそうなんですけれども、それをLINEを使って、そして、やりとりといいましょうか、確認をする。それによって患者のほうも、陽性者のほうも、また、保健師のほうも負担が軽減されるということであります。これらについて、まず都が管轄しているところで、さまざま試行的にも行っていくということで、特に秋冬に備えてのさまざまな取り組みを進めているということであります。よろしいですか。
党員投票が省略された自民総裁選への所感は
東京新聞:東京新聞の小倉と申します。よろしくお願いします。自民党総裁選についてお伺いします。多くの派閥が早々と支持の方針を決めて告示前から菅さんが圧倒的な優勢な状況になっております。党員投票が省略になった上、政策論争も深まっておらずに党員不在という指摘もあります。知事は元党員で総裁選のご経験もお持ちと思いますけれども、この現状について何かご所感、苦言等あればお聞かせください。 小池:与党、自民党の総裁を決めるということは、この国の総理を決めるということで、皆さんの関心も高いということかと思います。決め方は、私は総務会長もやりましたけれども、やはり総務会で諮って今回の結論を出されたわけであります。それについて1つ1つコメントはいたしませんけれども、やはりコロナ対策、それから今日も会議のことでご質問のあったオリンピック・パラリンピック、これをどう安全で素晴らしい大会にしていくのかという点、それから国ですから外交、安全保障、アフターコロナの問題・課題などなど、幾つも知りたいことは多々あるかと思います。 このあと、どのような形で総裁選が展開されるのか、私がちょうどリーマンショックのときで、与謝野金融担当大臣が途中から抜けられたっていうか、候補者ではあったんですけども、ずっと全国、街頭演説をして回ったんですけども、今回は、私の都知事のときも結局オンラインだけでやりました。どういうふうな形にされるのか、いろんな工夫が必要なんだろうなということを、たぶん皆さん、自民党の方々も一生懸命考えておられるんだろうというふうに思います。ぜひオリンピックとコロナ対策、経済対策、これらについて東京都としてもどのような政策になるのか注目をしていきたい、このように考えています。