生理中のダイエットは意味がない? 痩せやすい時期や食事・運動などおすすめ方法を解説
生理前になると体重が増えるというお悩みがある人は多いもの。とはいえ、生理中のダイエットは意味がないという噂も…。今回は、生理前後、生理中のダイエットについて、婦人科医の福山千代子先生にASK! 生理周期の特徴を正しく理解して、痩せやすい時期に正しいダイエットを。生理痛やむくみがひどい人向けの対策も。
MET BEAUTY CLINIC院長 福山千代子先生 日本産科婦人科学会専門医。生理のトラブルや更年期障害など、あらゆる世代の女性の悩みに、20年以上真摯に向き合っている。親身なカウンセリングで、多様化する女性の悩みに合わせ、今話題の女性の健康問題を解決する「フェムテック」にもいち早く注目し、ホルモン補充療法、漢方薬処方、点滴などさまざまな角度から治療法を提案。
生理中は痩せない?ダイエットしてもいいの?
生理中は、ストイックなダイエットよりも、身体を労わりながら、無理のない範囲でダイエットを行うのがベター。 生理中は、老廃物や水分などを身体の外に排出している時期。普段と比べると生理中は、貧血や体調不良になりやすいため、いつもなら無理なくできる運動や食事制限などでも、生理中に行うと身体の負担になってしまうことも。 個人差はあるが、体重が落ちやすくなってくるのは、生理が始まってから2~3日後あたりから。そして生理の終わりかけ以降が、いちばん痩せやすいタイミング。なので生理中(特に前半)は、痩せやすい時期に効果を上げるための『準備期間』として、無理ないダイエットを行うようにしよう!
生理中のダイエット時に重要なポイント5つ
1. 生理周期やホルモンバランスを知る 生理周期に伴うホルモンの変動を理解することがダイエットの成功につながる。たとえば、エストロゲンとプロゲステロンという女性ホルモンの影響で、生理中は痩せづらく、食欲が増加する時期。このホルモンの動きに合わせたダイエットプランを立てることが大切になってくる。
2. 軽めの運動( ストレッチ・ヨガ)や筋トレ 生理中は激しい運動ではなく、軽めのストレッチやヨガ、ウォーキング、筋トレが最適。これにより血流が良くなり、体のむくみが軽減される。特にヨガやストレッチはリラクゼーション効果もあり、ストレス解消に◎。