みきママ「東大に受かった長男の6年間のお弁当には、頭がよくなる栄養素を3つ必ず入れていた」「置きお菓子でなく置きおにぎりを!」現在は管理栄養士勉強中、食でパワフルさをキープする秘訣とは?
簡単でおいしいレシピと明るいキャラクターが人気のおうち料理研究家みきママさん。3人のママでありながら、現在は管理栄養士の国家資格を取るべく、大学で勉学にも勤しんでいます。新刊『みきママ やり抜きごはん』もヒット中の彼女に、管理栄養士を目指す想い、そして子どもたちのご飯事情も伺いました。すぐに挑戦できる「子どもの頭がよくなる」と言われるメニューとは!? 【画像6枚】みきママさんの絶品アップルパイやビタミンCが取れる『牛ごまバーグのレタスバーガー』などを写真で見る
食べるものの大切さを伝えたい!管理栄養士の資格取得を目指して大学生に
この日は、みきママさんのご自宅での取材。平日の午前11時に伺いましたが、まだ高校生の次男は寝ていると明かし「学校を遅刻してまだ家にいるので、もうブチギレ寸前。でもこの間出演したテレビ番組『日曜日の初耳学』で、森岡毅先生に「親は遅刻しても何も言わず黙って見届けてください」って言われたのをきっかけに怒らないようにしてるんです。でもこっちは朝からお弁当も作ってるし…」と、早速ママの顔をのぞかせます。 そんなみきママさんですが、現在は主婦、母親、おうち料理研究家として活躍するだけでなく、なんと!管理栄養士の国家資格を取るために大学に通う大学生でもあります。 ――管理栄養士の国家資格を取ろうと思ったきっかけを教えてください。 【みきママさん(以下みきママ)】 「食べたものでその日の体調って変わってきませんか? それくらい食べ物は本当に大事です。体って食べたものでできているから、子どもの頭をよくさせるのも、かっこよくさせるのも、足を速くさせるのも、お母さんお父さんが作ったものだと思うんです。 じゃあ最低限、何を作ればいいのか。まずは炭水化物、タンパク質、ビタミンとミネラル、これらが合わさることで、栄養素が体のなかで燃えていく、だからどれも欠けちゃダメと言われていて。 体を鍛えてる人ってよくタンパク質だけ食べてるじゃないですか。でも、それでは体は動いていない。炭水化物のご飯があって、タンパク質のお肉があって、体の中を回って熱産生できるんだそうです。そして、それを子どもにとってバランスよく食べさせられるのって親しかできないんです。 それをみなさんに伝えたいって思っても、管理栄養士の資格がないと断定して話すことができないんですね。それで管理栄養士の資格取得を目指すことにしたんです」 ――仕事の幅が広がりそうですが、これからやりたいことはありますか? 【みきママ】 「まずはInstagramなどで、皆さんに「こうした方がいいよ」など食生活を提案したいです。今までは、うちの家庭はこれを食べてるよ、という紹介の仕方しかできなかったので。 実際に長男に関しては、中1から高校3年生まで塾弁も含めて毎日お弁当を作ってきて、頭がよくなる栄養素を3つ必ず入れていたんです。 長男は「東大に受かったのは俺の頑張りだ」っていうんですけど(笑)、お弁当も支えにはなっていたと思うんです。なんでかっていうと、ご飯を作ると、子どもって一番ここぞ!ってときに親の顔が浮かぶと思うんです。「いつもやってくれたから、お母さんのために頑張るか!」みたいな。 そんなメッセージにもなると思って作り続けたご飯やお弁当ですが、結果的に頭がよくなったから、もしかして効いたんじゃないかな?って思って」 その想いを込めて出版されたのが前作の『みきママの東大合格弁当』。今回出版された『みきママ やり抜きごはん』は、さらに一歩踏み込んだ、子どもたちが人生にへこたれず、生き抜く力が身につく、元気が出るご飯のレシピを掲載。 栄養別レシピのほか、「いよいよテスト前日」「塾で夜が遅くなる日」などのシチュエーション、「肌荒れが気になる子」「食が細くてやせている子」などのお悩み別と、子どもの支えになるようなレシピが紹介されています。