スッと眠れるようになる？睡眠コーチ・角谷リョウさんが勧めたい、寝る前に摂ってもいい飲食物3選

眠る前に、しっかりした夕食を食べると、お腹が苦しくて眠りにくい。反対に、空腹の状態でも、眠れない。そもそも食事の有無の前に、寝つきが悪い人も増えている印象です。こんなとき、一体どうしたらいいのでしょうか？　睡眠コーチ・角谷リョウさんが回答！ 〈写真で見る〉睡眠コーチ・角谷リョウさんが勧めたい、寝る前に摂ってもいい飲食物3選 ■答え：おすすめの飲み物・食べ物が３つあります ■■その1：ハーブティ １つめは「ハーブティー」。あたたかくて、リラックス効果が高い飲み物です。食事が取れないほど緊張して眠れない時でも、ハーブティーを飲めば、スムーズに入眠することができます。睡眠前に水分補給ができ、体が温まり、お腹も少し満たされる。いいこと尽くめの飲み物なので、一番おすすめです。 ■■その２：糖質（チョコレートやミニケーキなど） 実は、人の体は糖質がないと眠くなりにくいという性質があります。でも糖質制限をして、甘いものを控えている人も多いですし、特に晩ごはんはご飯を抜いて、おかずだけ食べるという人もいらっしゃいます。 なので、２つめは「寝る前にチョコやミニケーキなどをちょっと食べる」こと。糖質を摂取したことで、体が入眠しやすい状態を作り出します。 ■■その３：ホットミルク、ココア ３つめは「ホットミルク」。じつは、牛乳やココアは消化が悪いので、理論上は睡眠には良くないんです。ですが、実際に飲んでみると睡眠の質は上がります。 人は、体温が高いところから下がる時に、眠りに入っていきます。でも、体も心も冷えていると、体温の落差がないので、なかなか眠れないんです。 ホットミルクやホットココアは、あたたかさと同時に安心感をもたらしてくれます。眠れない人の中には、不安や孤独を抱えている人も多くいらっしゃいます。そんな人にこそおすすめしたい飲み物です。 ■教えてくれたのは…角谷リョウさん 1970年、名古屋生まれ。上級睡眠健康指導士。 NTTドコモ、サイバーエージェント、損保ジャパンなど160社以上、15万人以上のビジネスパーソンの睡眠改善をサポートしてきた実績あり。 認知行動療法や心理学をベースにした独自の睡眠改善メソッドによるサポートは評価が高く、講義・サポート依頼が殺到。 また、経営者1,000人以上の睡眠改善を通じて得た経験を活かし、現在は経営者特化型のサポートも実施中。 著書『働くあなたの睡眠術』は台湾・中国・韓国で翻訳出版されるなど、ベストセラーとなっている。 「人は、強制されても生活や行動は変わらない」をモットーに、楽しくみずから自分を変えたくなるようなサポートを追求している。LIFREE 株式会社共同創業者。著書に『働くあなたの快眠地図』（フォレスト出版）、『働く50代の快眠法則』（フォレスト出版）がある。2024年9月にYouTubeチャンネル「睡眠先生リョウ【仕事に超役立つ睡眠術】」を開設。