小池都知事が定例会見2月12日(全文3完)ボラ辞退者はぜひ戻ってきてほしい
4者会談参加の環境は整ったのか
共同通信:3点目ですけれども、先日、知事が欠席を表明されました、バッハ会長とか橋本五輪担当大臣との4者会談なんですけれども、コロナの関係で観客数をどうするのかと、そういった非常に大きな議題もまだ残っているんですけれども、早急に新たな予定を組む必要があると思いますけれども、森会長の辞任と新会長の選出によって、知事がこれまでおっしゃってきたネガティブな発信にしかならないという状況が解消されるのか、それで参加の環境が整うことになるのか、あるいは、なお課題が残っているか、この辺りについてのご認識をお尋ねしたいと思います。 小池:前もちょっと申し上げましたように、もともと1月にその会合を行って、コロナの状況などもある程度、それを乗り越えたポジティブな発信をするために4者会談をという話で進んでおりました。ただ、状況を見まして、そのときのコロナの状況を鑑みて、それは延ばそうという話で2月17日という案が出てきたわけであります。 私が申し上げたのは、やはりポジティブな発信をしないと、逆にその会議そのものがネガティブな発信をしてどういう意味があるんだということで、日延べをすべきだということを申し上げてきたのが、一部報道で、どことは言いませんが、一部報道で2月17日に行うということだったので、その時点で行うことの、どういう発信が、中身があるんだということから、これは、出席するのは、私自身は納得できないということであったわけです。 もっとも日にちについては常に揺れ動いてますので、また今回、森総理が会長を引かれると。そして、その次の組織委員会の委員長が世界にも納得、そうだねというような形で進んでいくことは、まさにポジティブな状況が整ってくることは、むしろ発信をする機会にすべきだというふうに思っています。日にちをどうするかこうするかは、もう極めて日程的な話なので、それは詰めるとしましても、これからわずかな時間しかございません、実際の大会まで。それに至るまでまだまだ多くの課題が山積している中で、まずIOC、そしてまたIPCも重要であります。国、組織委員会、そして東京都と、ここがワンボイスで進めていくという、その発信をすることは重要であり、私も常にIOCとは連携を取っておりますし、今回も総理官邸等々と連絡しながら、この状況をなんとかいい方向に持っていけるようにしていきたい、そういう思いでいっぱいであります。 共同通信:では各社からの質問に移ります。質問がある方は挙手の上、知事からの指名を受けて、所属と氏名を述べた上で質問をしてください。ではお願いします。