態度豹変のIOC非難声明が森会長辞任への決定打?!海外メディアも「叱責されても職に留まる」と続投方針を疑問視
自民党の二階俊博幹事長は、森会長の女性蔑視発言について、不適切だと思うか?と定例会見で質問され「内閣総理大臣を務め、党の総裁であられた方のことを現職の幹事長があれこれ申し上げるということは適当ではない」と答えたが、これこそ海外メディアが指摘している日本の異常な政治土壌を示しているのだろう。 また二階幹事長は、ボランティアの辞退が増えていることに対して「どうしてもお辞めになりたいということだったら、また新たなボランティアを募集する、追加するということにならざるを得ない」、「落ち着いて静かになったら、その人たちの考えもまた変わる」などと問題発言をした。衆議院の予算委員会の答弁で橋本聖子五輪担当大臣が、その発言を「不適切だった」と非難するなど、森会長の進退問題が、政府、自民党への不信感にまで飛び火する事態となっている。 ただでさえ菅内閣の支持率も急落している。日本の政府が国際社会の声などの外圧に弱い事情を考慮すると“もうこれ以上、森会長を守り切れない”との政治判断が、いつ下されてもおかしくないだろう。