違和感?!なぜ無観客で開幕したプロ野球でマスクを着用している監督と外している監督がいるのか?
確かにガイドラインでは、ユニホーム組がベンチでマスクを着用する義務はない。開幕前に全球団がPCR検査を実施。ユニホーム組、スタッフすべての「陰性」が明らかになってもいる。専門家チームが、このガイドラインに“お墨付き“を与えるほどだから、ベンチ内には、マスク着用を義務づけるほどの感染リスクは存在していないのかもしれない。加えて、これからの季節は熱中症というリスクもある。 だが、感染リスクが、まだゼロではなく、第二波、第三波の襲来が警戒される中、無観客でスタートしたプロ野球で「マスクをしている監督」と「していない監督」の温度差が生まれている状況はいかがなものだろうか。 政府の専門家チームのメンバーでもある舘田教授は、「野球とサッカーという2つの組織が模範になるようなスタートを切らねばならない。他のスポーツ分野をいい形で盛り上げていくきっかけになればいい」とも語った。 プロ野球が、“脱コロナ“の象徴となり、経済活動の復活の旗印になるのであれば、感染予防の啓蒙を続けて率先して行うべき立場にある。選手たちは、試合中の「ハイタッチ」や「円陣」などの濃厚接触をガイドラインで禁じられているため、「肘タッチ」や「エアタッチ」で新型コロナ共存時代の新しい喜びの表現方法を実行している。 いくらガイドラインでは許されていても、監督、コーチらは、国民の模範として12球団横並びでマスクを着用すべきではないのだろうか。 (文責・本郷陽一/論スポ、スポーツタイムズ通信社)