「神様、仏様、サラ様」と語った久保

　警戒点については「本当にMMAにおいては打倒極なんでもあるわけじゃないですか。僕と立ち技で対峙したら打撃では通用しないと分かるはず。なので、絶対にグラウンドに持ち込もうとする動きを必然的にみんな思うはず。まず、そこですよね。相手にとってはそこが自分より優っているところなので、そこにいかせないつもりです」と語ったうえで「今回の試合は分かりやすい構図。立ったら僕の勝ち、寝たら向こうの勝ち（笑）。そういう感じ」とカード発表会見同様の見解を示した。 「寝技にまぐれはない」という発言について、では「打撃においてまぐれは？」と問われると「ラッキーパンチは全然ある。ただし技術、角度やスピード、打ち方、自分のポジショニング、立ち位置で、限りなくその可能性を減らせる。ラッキーパンチをいかに減らすかが立ち技においての技術だと思っている。そこにおいては何十年も弟とずっと一緒に研究してきた。その技術では負けない自信は持っている」と自分においてはラッキーパンチを当てられる確率は低いとの見立て。 　そして「10回のうち5回勝てるうちのその最初を引く」にあたって必要なものについては「神頼み（笑）。神様、仏様、サラ様。そこですね、本当。お願いします！っていう感じ（笑）」と元妻のサラさんにもお願い。 　今回も入場時にサラさんが歌うそう。改めてサラさんの存在について「不純な動機かもしれないけど人間は何か欲がないと、原動力にならないと思っているので、そこはすごく大きくて。だからこそ試合に勝ちたい」と語った。最後は「ただまあ、本当に10回に5回という半分の確率をいかにして最初に持ってこれるかは、自分もかなり練習してきたので、用意した必殺技が決まればすぐ終わりますけど、戦いって相手もめちゃめちゃ練習してきて勝つつもりなので、なかなか都合よくいかない。なので、地道に自分がやってきた練習とか反復してやってきた技術が生きてくるんじゃないでしょうか」締めくくった。