ISS長期滞在、金井さん帰国会見(全文1)新しい時代の「宇宙の使い方」体感
国際宇宙ステーション(ISS)での約5か月半にわたる長期滞在を終えた宇宙飛行士の金井宣茂(のりしげ)さんが30日、宇宙航空研究開発機構(JAXA)東京事務所で帰国会見を行った。 【画像】ISS長期滞在、金井さん帰国会見(全文2) 宇宙に行くのは意外と普通だった 金井さんは、昨年12月にカザフスタンのバイコヌール宇宙基地からロシアのソユーズロケットで宇宙へ旅立ち、ISSに168日間滞在。6月3日(日本時間)夜に、ソユーズ宇宙船でカザフスタンの草原地帯に着陸し、無事帰還した。その後、リハビリを終え一時帰国。今回の会見では、長期滞在ミッションなどについて説明した。 ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「【中継録画】ISSで長期滞在ミッション 金井飛行士が帰国会見」に対応しております。
本当に楽しい8分間のロケットの打ち上げ時間
司会:お待たせいたしました。定刻になりましたので、金井宣茂宇宙飛行士帰国記者会見を開催いたします。私は本日の司会進行を担当いたしますJAXA広報部長の庄司と申します。よろしくお願いいたします。冒頭に金井宇宙飛行士から長期滞在ミッションに関する報告がございます。それでは金井宇宙飛行士、入場いたします。 それでは冒頭、金井宇宙飛行士からあいさつ、それから第54次、55次長期滞在ミッションの概要につきまして報告がございます。では、よろしくお願いします。 金井:おはようございます。本日は朝からお集まりいただきましてありがとうございます。JAXA宇宙飛行士の金井宣茂でございます。本日、帰国報告のための記者会見ということなんですけども、実は先週、一般向けの帰国報告会をやってしまいまして。で、そのあと個別の取材もぱらぱら受けておりまして、あらためてご報告するのも、なんだかタイミングがちょっとずれたような気もするんですけども、帰国しましてミッションが終わって帰ってきましたという、そういったごあいさつも兼ねてご報告申し上げたいと思います。本日はよろしくお願いいたします。じゃあ、ビデオよろしくお願いします。 ビデオそのものは先週、帰国報告会で使わせていただいたものとほぼ変わりはないんですけども、ご存じのとおり宇宙ステーションの行き帰りはロシアのソユーズ宇宙船という、そういう宇宙船を使わせていただきましたが、やはりロシアの宇宙船、非常に長い年月使ってきて、枯れた技術を使っているということもありまして、安心感がありまして。私自身乗っていても、怖いんじゃないですかって質問受けることがあるんですけども、まったくそんなことはなく。本当にこれから一緒に訓練をした同僚の宇宙飛行士と宇宙行くんだっていう、そういう喜びと期待感とわくわく感と、本当に楽しい8分間のロケットの打ち上げ時間でした。