【パリオリンピック バドミントン】女子シングルスの山口茜、大堀彩は準々決勝進出! 混合ダブルスの渡辺&東野は銅メダルマッチへ
パリ2024オリンピック・バドミントン競技の6日目、夜のセッションでは、女子シングルス決勝トーナメント1回戦(Round of 16)、混合ダブルスの準決勝が行なわれた。 女子シングルスの山口茜、大堀彩はともに勝利し、ベスト8入りを果たした。 山口は世界ランキング16位のスパニダ・カテトン(タイ)を21-6、21-13で圧倒し、女子シングルスではベスト8に一番乗り。前日、予選リーグで苦戦したが、その試合の後半に「感覚的につかむものがあった」と言い、山口らしい技や動きの緩急を存分に発揮した。 1時間2分の激戦を制したのは、大堀。世界ランキング20位のイェオ・ジャミン(シンガポール)に、第1ゲームを11-21で奪われる苦しい展開となったが、第2ゲームから切り替えて、ねばり強くプレーした。ゲームカウント1-1に持ち込むと、ファイナルゲームは相手のマッチポイントをしのいで20オール。22オールから2連続得点で勝負を決めた。 相手のショットがラインを割った瞬間、お互い同時にコートに倒れ込んだ幕切れは、その激闘を象徴していた。 準々決勝では、山口はアン・セヨン(韓国)と、大堀はキャロリーナ・マリーン(スペイン)と対戦する。 混合ダブルス準決勝に進んだ渡辺勇大/東野有紗は、世界ランキング1位の鄭思維(ツェン・シーウェイ)/黄雅瓊(ファン・ヤーチョン/中国)に敗れた。序盤から集中力高く攻め込む中国ペアに食らいついたが、地力の差を見せつけられた。これにより、渡辺/東野は東京五輪と同様に銅メダルマッチに回り、韓国の徐承宰(ソ・スンジェ)/蔡侑玎(チェ・ユジュン/韓国)と対戦する。徐承宰/蔡侑玎は金ワンホ/鄭ナウンとの同国対決に敗れたが、昨年の世界選手権を制した実力者だ。 【女子シングルス】 ▶決勝トーナメント1回戦(Round of 16) 山口茜(日本)②〔21-6、21-13〕0●スパニダ・カテトン(タイ)33分 大堀彩(日本)②〔11-21、21-14、24-22〕1●イェオ・ジャミン(シンガポール)62分 【混合ダブルス】 ▶準決勝 渡辺勇大/東野有紗(日本)●0〔14-21、15-21〕②鄭思維/黄雅瓊(中国)37分
取材・構成/バドミントン・マガジン編集部 写真/Getty Images