長時間にわたり叱責「なんでできないの」 県の部長級職員をパワハラで懲戒処分【長野】
大声で、繰り返し部下を怒鳴るなどのパワハラ行為を繰り返したとして、長野県は部長級の職員を減給の懲戒処分としました。 減給10分の2・3カ月の懲戒処分を受けたのは、県の部長級職員(58)です。 昨年度までの2年間で、複数の特定の部下に対して、他の部屋にも聞こえるほどの大声で叱責。叱責は長時間にわたり「なんでできないの」「そんなのじゃ全然だめ」などの文言でした。 複数の職員が精神的な不調を訴え、出勤できなくなった職員もいました。 この部長級職員は「職務遂行をしようとしたもので、傷つけるつもりはなかった」と話しているということです。 部長級職員はこの2年間、こうした行為への注意を再三受けていました。 県の担当者は「マネジメントの仕方の問題としての注意だった。ハラスメントとして認識できなかったことは反省点」としています。 今年4月に県の公益通報制度で情報が寄せられ、調査していました。