連合長野が異例会見 平均賃上げ額が「過去最高水準」その一方で…【長野市】
連合長野が春闘の最終集計について「極めて異例」の記者会見を行いました。 平均賃上げ額は過去最高水準となりましたが、その一方で… ■連合長野・根橋美津人会長「物価高の影響・人手不足の現場への影響などを真摯に労使で話し合った結果として、魅力ある賃金にいかにすべきかというような意識が各現場で高まっているのが事実だろう」 連合長野によりますと、妥結した組合の内、124組合の組合員1人当たりの平均賃上げ額は月額1万2486円となり、比較可能な2013年以降で最も高くなりました。 集計方法の違いから単純比較は出来ないものの、1992年の1万2438円を上回る32年ぶりの高水準でもあります。 ■連合長野・根橋美津人会長「このタイミングでの記者会見、極めて異例ではあるんですが…」 今回、連合長野は、春闘の最終集計を初めて「記者会見」で発表。残された課題を踏まえ、継続的な労使交渉を訴える狙いがありました。 ■連合長野・根橋美津人会長「大手と中小の格差が拡大してきている」 企業規模別の平均賃上げ額は、従業員300人以上で1万3472円、100人~299人で1万449円だったのに対し、99人以下では7543円にとどまりました。