コロナ禍から「生理の貧困」が世界中で問題に。自治体などの対応は?
生理の貧困を解決するための取り組みとは?
生理の貧困による身体的・精神的負担軽減と解決のために、さまざまな取り組みが行われています。 ・自治体による生理用品の無償配布 ・生理用ナプキンを無料で配布するサービス 生理の貧困の悩みの解決方法として、ぜひチェックしておきましょう。 ■自治体による無償配布 各市区町村にて、さまざまな事情があって生理用品の購入が困難な者に対して無償配布を行っています。市民などから寄付されたり、防災備蓄品を有効活用したりして支援につなげている仕組みです。 生理用品の無償配布を希望する人は、各市区町村が指定する配布場所に足を運びましょう。専用カードを窓口に提示する、スマートフォンでホームページにアクセスした画面を窓口に提示するなど、定められた方法に応じて受け取ってください。また、受付で申し出ることで本人だけでなく親族や友人の分の受け取りが可能な場合があります。 ただし、在庫がなくなり次第、生理用品の無償配布は終了します。無償配布を希望する人は、各市区町村へ最新の状況を確認してから配布場所へ向かうと二度手間になりません。 ■さまざまな場所に生理用ナプキンを無料で配布するサービスがある 商業施設やオフィス、学校、公共施設などの個室トイレで生理用ナプキンを無償配布するサービスにも注目したいところです。「生理の人の負担をまかないたい」「トイレットペーパーと同様に生理用品を常備したい」という思いから誕生しました。 なお、無償配布する生理用ナプキンの費用は、サイネージ広告出稿企業の広告費からまかなうとのことです。
生理の貧困が起こる理由や解決のための取り組みを理解しておこう
生理の貧困が起こる理由の背景には、経済的な事情によるものが挙げられます。現在の収入では生理用品の購入が困難で、その結果としてかぶれやかゆみによる健康被害が起きたり、集中力の低下などの精神的ダメージを与えてしまったりするケースも一定数見られます。 家族や友人、知人などに生理用品の入手が難しいと相談するのは気が引ける場合は、各市区町村の取り組みなどをチェックしてみてください。無償配布を行っていることもあるなど、生理の貧困の悩み解決につながるでしょう。 出典 厚生労働省 「『生理の貧困』が女性の心身の健康等に及ぼす影響に関する調査」の結果を公表します 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部