「朝倉未来で稼ぎたいなら逆でしょう」トラッシュトークを仕掛ける平本蓮の本心
4月29日、『RIZIN LANDMARK5』で平本は元RIZINフェザー級王者・斎藤裕と対戦する。MMAキャリアにおいて最強の相手だ。 「いまは相手の研究しかしていませんが、この試合も自分にとっては通過点、その先を見ています。チャンスがあれば誰とでも闘うつもりです。でも、いまのRIZINフェザー級最強が誰かといえば、チャンピオンのクレベル(・コイケ)。この男を超えたら先が見える。すぐにでも闘いたいし、勝つ自信もある」 では平本蓮は、格闘家としての最終目標をいかに定めているのか? これから、どこに向かおうとしているのか? 「UFC(世界最高峰のMMA団体)にはロマンを感じるし、その舞台に上がってチャンピオンになりたい。俺は絶対になりますから。K-1には戻らないと決意し、タトゥーを入れた瞬間から自分の人生をエンターテインメントに全振りしたんです。だからもう、怖いものはない。何が起こっても受け入れる覚悟はできている。アンチを気にしている場合じゃない。 自分の人生を映画にするのが夢なんです。そこに嘘は描きたくないから、面白いストーリーを求めてめちゃくちゃに生きようと。いま、それがやれている。どこまでいけるのかは自分でもわからない。だから楽しい。UFCのチャンピオンになったらWWE(世界最大のプロレス団体)に出ているかもしれない(笑)。自分の可能性を止めたくないから最終目標は定めません。いまは前へ進むだけ。『人生振り返ったら、こんなに面白かった』って思えることを目指します。映画の結末が決まっていたら面白くないじゃないですか」
平本蓮(ひらもと・れん) 1998年6月27日生まれ。東京都出身。剛毅會所属。小学生の頃からキックボクシングを始める。プロボクサーに転身した那須川天心とは幼なじみ。高校1年生で「K-1甲子園2014」優勝。2015年にプロデビュー、立ち技格闘技イベントのK-1、Krushで活躍。2017年、「K-1 WORLD GP 初代ライト級王座決定トーナメント」に出場し、準決勝でゴンナパー・ウィラサクレックを破る。2018年には日本人初となるゲーオ・ウィラサクレックからKO勝利。2020年大みそかの格闘技イベント「RIZIN.26」で総合格闘技デビューを果たす。2023年4月29日に開催される「FEDELTA presents RIZIN LANDMARK 5 in YOYOGI」では、RIZINフェザー級初代王者・斎藤裕と対戦する。