大阪府・マイドームおおさか一棟借りで「大阪府コロナワクチン接種センター」設置
最初は一日の接種が2千人規模、整えば3千人規模に
阪府・マイドームおおさか一棟借りで「大阪府コロナワクチン接種センター」設置
大阪府の吉村洋文知事は19日午後、大阪府庁で定例記者会見を開き、来月中旬ごろから都市型展示ホール「マイドームおおさか」に府独自の新型コロナウイルスワクチンの大規模接種会場「大阪府コロナワクチン接種センター」を設置すると発表した。 【中継録画】「若い世代の重症化・死亡例が増えている」大阪府・吉村知事(2021年5月19日)
開設期間は来月中旬ごろから11月30日まで
会見によると、同センターの開設期間は来月中旬ごろから11月30日まで。の詳細は後日発表するが、6月中旬ごろに予約開始、同月中旬または下旬ごろに接種を開始するスケジュールを立てているという。 大阪府コロナワクチン接種センターの開設時間は平日に加え土・日・祝日の午前9時から午後9時。対象は大阪府に住民票のある65歳以上の人、まだ接種を受けていない医療従事者などとなっている。ワクチンについてはモデルナ社製を使用する。 大阪府はマイドームおおさかを一棟借りするため、その期間で開催が予定されていた展示会などは延期または中止となる。
インターネットまたはLINEでの予約
一日の接種可能人数は、最初は2千人規模で行う。会場のスペースから3千人規模も対応可能だが、医師などが確保でき次第、一日3千人規模にしていくという。 予約については、インターネットまたはLINEでの予約を予定しており、電話予約は行わない方向で調整しているとしている。
知事「府民のみなさんにできるだけワクチンを早く届ける」
この件について、大阪府の吉村洋文知事は「府民のみなさんにできるだけワクチンを早く、そして、安全にお届けするということが府民のみなさんの命を守ることにつながると思いますし、病床のひっ迫を解消することにもつながります」と説明した。 また「さらには社会経済への影響を抑えることにもつながってきます。現状はウイルスが存在するわけですから、これを大きく状況を転換するのはワクチンだと思っています。市町村のワクチン接種が始まりました、国のワクチンもはじまりました。大阪市においても大規模接種センターを設置し、大阪府においても設置します。そして府民のみなさんにできるだけワクチンを安全にお届けする場を広げていきたいと思います」と話していた。
大阪市はインテックス大阪、国は国際会議場に大規模接種会場を設置
大規模接種会場については、大阪市が国際展示場「インテックス大阪」(同市住之江区)に大規模接種センターを開設予定。このほか、政府が24日に大阪府立国際会議場(同北区)に同じく大規模接種センターを開設するなど、これで大阪市内に3か所設置されることとなる。