【ジャパンC】前走秋華賞組は近15年で複勝率66.7% データはチェルヴィニアの一強
データでチェルヴィニアの一強
ジャパンCのデータをまとめてみよう。 【好走率アップ】 A「栗東所属」 B「牝馬」 C「3歳」 D「前走が天皇賞(秋)or秋華賞」 E「前走1着」 F「前走1番人気」 【好走率ダウン】 G「前走5着以下」 【勝ち馬なし】 H「前走6~9番人気」 【連対馬なし】 I「JRA所属以外」 J「6歳以上」 K「前走10番人気以下」 L「中9週以上」 M「前走1.0秒差以上負け」 まず、連対馬が出ていないI「JRA所属馬以外」に該当する外国馬3頭は、問答無用で消し。その他、連対馬なしのJからMに該当する馬を除くと、半分以上が消える。 残った馬のなかで、最も多くのプラスデータを持っているのはチェルヴィニア(BCDEF)。好データ5つ該当は、次位のドウデュース(ADE)より2つも多く、マイナスデータも一切持たない。牝馬、特に秋華賞組の活躍は上記で述べた通り。文句なしの本命だ。 相手はドウデュースでいいだろう。今回、マイナスデータを持たないのは、チェルヴィニアとこの馬だけ。データ的には、この2頭でかなり堅そうだ。 とはいえ、今は3連系の馬券が主流の時代。3番手以下も検証していこう。まずはプラスデータが2つ(AD)のジャスティンパレス。該当するマイナスデータH「前走6~9番人気」は、勝ち馬こそいないが、連対馬が3頭、3着が1頭出ている。また、残った馬のなかでプラスデータを2つ持つのはこの馬しかおらず、相手候補としてなら問題ないと判断する。 残すはプラスデータ1つ(D)のソールオリエンス。「G」「H」のマイナスデータを持つが、両方とも連対馬は出ているデータ。ジャスティンパレス同様、相手として加えておく。 ◎チェルヴィニア ◯ドウデュース ▲ジャスティンパレス △ソールオリエンス 《ライタープロフィール》 門田 光生(かどた みつお) 競馬専門紙「競馬ニホン」で調教班として20年以上在籍。本社予想などを担当し、編集部チーフも兼任。現在、サンケイスポーツにて園田・姫路競馬を中心に予想・記事を執筆中。 文中にも出てきた、2005年にこのレースを勝ったアルカセット。速い時計に対応できたうえ、父が日本で大活躍のKingmambo(キングカメハメハの父)。日本で供用されると知った時、絶対に種牡馬として成功すると思っていましたが、結果は散々。血統の難しさを改めて思い知らされました。
門田光生