会見する武豊騎手＝栗東トレセン（撮影・安部光翁）

ジャパンカップ（東京、GＩ、芝2400メートル）を11月24日に控え、ドウデュースに騎乗する武豊騎手が20日、共同会見に臨んだ。 ――前走の天皇賞・秋はすごい脚。乗っていてどんな感じ 「とにかく状態がいいなと思っていて、道中は少しペースが遅くて心配しましたが、最後の直線ですごい脚を使ってくれました。残り200メートルを切ったあたりで勝てるなと思いました」 ――何か注意されていることは 「最後の直線でいい脚を使えるところは、前走で再確認できたので。やはり、そういう形を作るのが大事かなとは改めて思いました」 ――1週前にCWコースでの追い切りに騎乗（6ハロン80秒9―10秒9）。陣営からのオーダーは 「天皇賞からそれほど間隔はあいていないんですけど、前走後もすごく順調で元気もいいので、しっかり追い切ってくださいと言われていました」 ――タフな馬ですね 「それは言えますね。あれだけのレースをしたんですけど、本当にダメージはあまりなかったみたいで。その通り、先週乗った動きはものすごく良かったですね」 ――ドウデュースは4年連続でGⅠを制覇。年々、何か成長を感じるところは 「2歳の時からすごく完成度の高い馬でしたけど、馬体なんかはパーフェクトになっていますね。今年の秋に関しては、落ち着きも昨年以上にあるかなと。馬が非常にやることを分かっているなというのは感じますね」 ――今年のジャパンカップは、海外からディープ産駒のオーギュストロダンが参戦。豊さんはハーツクライ産駒の馬で戦う 「オーギュストロダンが参戦というのは早くから聞いていましたし、ディープインパクトの最終世代で、イギリスのダービー馬ですし、ヨーロッパ最強馬と言っていいと思う馬がね、ラストランでジャパンカップに来るということは非常にね、非常に大きいこと。たまたま、私がハーツクライ産駒で一緒に戦うというのは、競馬は改めて面白いなと思います」 ――自身、勝てばジャパンC5勝目