【ジャパンC】エイダンも本当に来た!「悔やまれる」天才調教師が見たディープインパクトとは…
「エイダン」も本当にやってきた-。オーギュストロダン(牡4、A・オブライエン)を管理するアイルランドの天才調教師、エイダン・オブライエン(55)が20日朝、東京競馬場に姿を見せた。これまでは管理馬の出走はあっても、本人の来日は見られず。貴重な光景となった。 【写真】報道陣の質問に答えるエイダン・オブライエン師 エイダン・オブライエン厩舎は今回が21年ジャパン(8着)、ブルーム(11着)の2頭出しに続く、7頭目の管理馬出走。オーギュストロダンは前走の愛チャンピオンS2着からの参戦になる。同師は「ジャパンC(昨年のワールドベストレース)に出るのは長年の夢でした。これが引退戦になりますので、しっかりと調教してきました。愛チャンピオンS後は調子を維持できています。夢がかなうかどうかはわかりませんが、自分が思う中で、今まで連れてきた馬で一番いい馬だと思います」と勝負気配を漂わせた。 オーギュストロダンはディープインパクト産駒の最終世代。同産駒で同様に欧州のクラシックを制したサクソンウォリアー、スノーフォールなども手がけた師も惜別の思いを抱えている。「ディープインパクトはすばらしい種牡馬。最後の方の産駒しか調教をしていないことが今思えば悔やまれます。特別なスピードがあって、動きのかっこよさもすばらしい。もっと早く産駒に携われたらよかったと思います」。父の祖国で迎えるラストラン。4カ国目のG1制覇を果たし、華々しくターフに別れを告げる。【松田直樹】