立憲・福山幹事長が定例会見(全文2完)おっくんファンを当て込んでの擁立ではない
立憲は関西で不毛。それをどう反省して参院選を戦うのか
FACTA:FACTAの宮嶋です。地方議員、確かに増えましたが、議員の偏在が激しいです。北海道、東京、埼玉辺りですか、この辺でだいたい4割5分ぐらいいって、ほとんど関西などは、奈良は全滅、都道府県レベルではと。こういう地域の偏在というかはやむを得ないとは思うんですが、例えば統一地方選でいえば維新を勢いづかせたというぐらいの評価しか僕にはできないんですけれども、まったくやっぱり立憲は関西では不毛なんですけど、それをどういう反省をして参院選を戦おうとお考えになっているのか。全体の数よりも、やっぱり全国でやったら非常に野党対等といえないような数字だったと私は見ていますが、そこはどうでしょうか。 福山:宮嶋さんのご指摘は一面、正しい見方だと思います。私も地域によって、統一地方選挙の結果として良かったところと、なかなか芳しくなかったところの差は激しいというふうに認識をしております。ただ、統一地方選挙は維新を勢いづけただけというのは少し、若干、私は違和感がありまして、前半戦に至っていえば、関西以外は維新は地方自治体議員の当選はなかったわけです。確かに大阪の知事選挙、市長選挙は大変、全国的には話題になりましたけれども、じゃあ一方で京都とかでも、一定の伸びはしましたけど、爆発的に伸びたかというとそうでもない。 だからそれは維新の評価というのはいろいろあってもいいですが、大阪では非常に強かった。それに対して立憲民主党はなかなか、まだまだそこは力不足で至らない点が多かったというのはそのように思いますし、関西全体で、私と辻元国対委員長がいるにもかかわらず、東京、首都圏のような戦いができなかったことについては大変申し訳なく思っていますし、これから組織強化、準備等々もしていかないと参議院選挙につながらないという危機感を持っています。 ただ、1年半で、厳しい状況の中で候補者を擁立し、新人の候補者が圧倒的、そして相対的に高い、立憲民主党としては国民の期待を一定の部分でいただいたというふうに思っておりますし、先ほど申し上げたように、女性の候補者の当選率については、やはり女性の候補者を立てないことには議員は生まれないわけですから、そのことについて立憲民主党の政策理念に共鳴をして、立憲に来ていただいて立候補していただいた方には一定の成果と、有権者のコミュニケーションはできたというふうに思っております。以上です。 司会:じゃあ、はい、どうぞ。 FACTA:この結果を受けて、関西で立憲と国民が参院選で1人ずつ立候補している状況というのは、やっぱり国民の期待を裏切っていると私ははっきり思うんですが、やはり戦い方は少し変わってくるんじゃないでしょうか。その辺はどうご覧になりますか。必ず落ちますよ。 福山:そのことも、それは関西に限らずですが、先ほど申し上げたように、1人区の調整をはじめとして、野党の議席を最大化するためには何をすればいいのかについて、今日の党首会談を皮切りにいろんな形での可能性を探っていきたいと思います。 司会:共同、小野塚さん、手をあげられました。はい。