海外メディアも羽生結弦“まさか”のSP8位発進に衝撃…「アイス・プリンスがつまずいた」「金メダル困難も表彰台なら」
米NBCのシカゴ局は「チェンが贖罪と初の五輪金メダルへ一歩近づいた」と伝えチェンが首位、羽生が8位だったSPの結果を伝えた。 「贖罪」と書いたのは、チェンが平昌五輪のSPで転倒して出遅れ、メダルを逃したことのリベンジの思いを示唆している。 記事は「男子SPでの日本にとって最大の話題は羽生だった。2度の五輪金メダリストは序盤のミスが技術点に響き、下位の8位に沈んだ。羽生は平昌五輪での得点を15点以上下回る95.15点でSPを終えた」と紹介。過去2度の五輪でのSPでは、いずれもトップだったことを付け加えていた。 米ワシントンポスト紙は「羽生がつまずいた後、チェンが首位に舞い上がる」との見出しを取り、「平昌五輪で5位に終わった米国のチェンが比類なき武器の4回転ジャンプを披露して男子SPで首位を奪った」と伝えた上で「2度の五輪金メダリストの羽生がSPで重大なエラー」と記した。 さらに「この競技に大きな転機をもたらした存在である羽生は、1928年以降で五輪3連覇を果たす初の男子スケート選手になろうとしてきたが、予想に反して失敗したSPの演技によって(金メダルは)途方もなく困難になるだろう」と続け、フリーでの逆転が絶望的になったことを伝えた。 また同紙は、「18歳の日本の鍵山が初の五輪で輝きを見せる」とし、ジャンプをすべて成功させ、108.12点で2位に食い込んだ鍵山にも注目した。 海外メディアも熱視線を送る男子シングルフリーは10日に行われる。