義理の息子がレイプ容疑で逮捕...嵐の渦中にあるノルウェーのホーコン王太子とは?
この記事は、madameFIGARO.frで掲載されたものの翻訳版です。 ノルウェー王位の第一継承者であり、2001年に一般市民でシングルマザーの女性と結婚して国を驚かせたホーコン王太子。現在、ホーコン王太子は、妻の元夫との間に生まれた息子マリウスにかかる強姦容疑に直面している。その人物像とは。 【写真】「ノルウェー王室でいちばんのイケメン」との呼び声も高かった、レイプ疑惑で逮捕されたマリウス・ボルグ・ホイビーとは? 11月20日(水)、ジャマイカを公式訪問中のホーコン王太子は、妻の連れ子マリウス・ボルグ・ホイビーの逮捕について沈黙を破った。現在、マリウスは2件の強姦容疑で捜査を受けている。ノルウェーのメディア「NRK」に対し、ホーコン王太子は「マリウスは重罪に問われていますが、警察と司法がしっかりと対応してくれると信じています」とコメントした。また、長年苦悩を抱えているマリウスを支えてきた家族の努力についても言及し、「彼が必要な支援を受けられるよう、私たちは引き続き力を注いでいきます」と語った。 さらに、「今日はメッテと一緒に家にいたかった。彼女が恋しい」と遠く離れた地にいる妻への思いを吐露した。しかし、ここでひとつの疑問が浮かび上がる......いつの日かノルウェー国王となる運命のホーコン王太子にとって、マリウス・ボルグ・ホイビーは新たな苦悩の種となるのだろうか?
生まれながらのスポーツマン
1973年7月20日、オスロの病院で誕生したホーコン王太子を祝う21発の礼砲が鳴り響いた。誕生直後から、彼は特別な存在だった。体重はすでに4.3キロ以上。そして特筆すべきは、彼がノルウェー国王ハーラル5世とソニア王妃の長男として生まれたことだ。当時の王室の慣例に従い、マッタ・ルイーセ王女の弟であるホーコン王太子は、父に次ぐノルウェー王位継承者となった。尚、父ハーラル5世が国王として戴冠したのは1991年だった。 子ども時代をホーコン王太子はオスロから約20キロ離れたスカウグム邸で育ち、厳格な王室の決まりから解放された環境で過ごした。幼稚園からはアスケールの公立学校に通い始めた。「笑顔を絶やさない子どもで、控えめながらも他者に興味を持ち、決断力があり、スポーツにおいても非常に積極的で、時には無鉄砲な一面もある」と雑誌「Point de vue」には記されていた。その後、ホーコン王太子はテレマークスキーや雪と水上でのカイトサーフィンをはじめ、スキー全般、サーフィン、パラグライダー、スカイダイビング、ウィンドサーフィンなど、さまざまなスポーツを楽しむことがノルウェー王室の公式サイトで紹介されている。