小池都知事が定例会見2月4日(全文1)新たに大規模接種会場を開設
インクルーシブシティ東京の実現に取り組む
また、2020大会の注目点で、やはりパラが皆さんの記憶に残っているかと思います。パラリンピックを通じて、性別、年齢、人種、障害を超えてアスリートが競い合う姿というのは多くの方々に焼き付いて、脳裏に焼き付いているかと思うんですね。まさに共生社会を実感されたと思います。こうした気付きを1人1人のアクションへとつなげていって、ハードどソフトの両面でのバリアフリーやパートナーシップ制度の導入など、インクルーシブシティ東京の実現に向けて取り組んでまいるということです。 それをさらに因数分解をいたしますと6つの切り口がありまして、安全・安心や共生社会をはじめとするバージョンアップする政策、6つの切り口で提示をしているところです。最初が安全・安心です。豪雨に対して大きな効果を発揮する調節池。この見えないところで大変大きな役割を果たす、調節いけと書いて調節池についてですが、新たに目黒川流域での事業化を図って、整備中の環七の地下広域調節池とこれをつなげます。そうすると流域間の相互融通が可能になりますので、まとめると総容量として190万立方メーター、立米の調節池としての機能を発揮するということで、豪雨対策の具体例になっています。2つ目が共生社会ですが、段差のない社会ということで、バリアフリーの基本構想の策定、整備に取り組む区市町村を強力に支援をすると。都内各地でユニバーサルデザインのまちづくりを展開する。
2030カーボンハーフに向けた取り組み加速
3つ目がグリーンとデジタルです。2030(にぜろさんぜろ)、2030年のカーボンハーフを公言しておりますけど、その実現に向けて新築住宅への太陽光発電の設置の標準化、建物、建築物のゼロエミッション化を強力に進める。それから水素ステーションの整備。燃料電池バスの導入を後押し。これに予算を付けております。例えば来年度ですと合わせて、今の分野、グリーンですね、971億円。それからカーボンハーフに向けた道筋の具体化で、2030カーボンハーフに向けた取り組みの加速というのでまとめておりますので、こちらもご覧いただいておきましょう。それからスマート東京の実現に向けて、先行実施エリアでの取り組みの強化やデジタルツインの実現に向けた基盤整備の加速。 それから4つ目がグローバルです。東京ベイeSGプロジェクトで目指す、自然と便利が融合する、持続可能な都市の実現に向ける。来年度から東京湾の中央防波堤エリアで広大な埋め立て地、あそこは広大な埋め立て地ですが、このメリットを生かして最先端テクノロジーの実装に着手するというものです。5番目が子供です。チルドレンファースト。まちづくり、文化、スポーツなどなど、全庁の、都庁全体のあらゆる政策分野において子供の参加や対話、そしてまた子供目線に立った政策の推進ということで、こどもスマイルムーブメントを戦略的に展開してまいります。 6つ目が都政の構造改革で、この改革はもう1年半前から手掛けておりまして、効果が出ております。例えばファクスレスは、98%削減をいたしました。残り2%あるじゃないかと言われるんですが、これ、相手のあることなので、今でも最大限、98%もう削減をいたしました。ユーザーテストも実践するなど、取り組みは着実に前進しています。