「才能が無さすぎる」ぬいぐるみ〝投げて撮る〟技術、1週間の進化にSNS騒然「良すぎて泣けてくる」
「ぬいぐるみを投げて写真を撮る」という挑戦の過程が、SNSで話題になりました。最初はぶれぶれの写真でしたが、コツをアドバイスされて1週間で「こんなに進化するんや…」と驚きの変化を遂げます。そもそも、なぜぬいぐるみを投げようと思ったのか、投稿者に話を聞きました。 【画像】進化した写真がこちら。雲の上で寝ているような姿に「良すぎて泣けてくる」
「才能が無さすぎる」
話題になったのはノナ子さん(@chiku2_nonako)がXに投稿したある悩みでした。 《ぬいぐるみ投げて写真撮るやつやりたくて、投げる用のぬいぐるみ作った 今度外で撮影するからその前に家で予行練習したけど才能が無さすぎる》 画像を見ると、片方の手で拳を突き上げたポーズの「投げる用のぬいぐるみ」が宙を舞っています。どれも、焦点が後ろの壁にあっていたり、ぶれぶれになったりと、ぬいぐるみそのものが鮮明ではありません。 《上手な人コツを教えてください泣》と呼びかけました。 この投稿には、「躍動感があってかわいい」「すでに面白いのでこれでいいんじゃないか」とブレ感にも一定の評価がされつつ、「ピントを固定。その固定したピントあたりにめがけて投げて撮影する」、「タイマー3秒から連写する設定にして、やさしく投げるのに専念する」など、ぬいぐるみを投げて撮影する「コツ」が集まりました。
「せっかくなら」
投稿者のノナ子さんに話を聞いてみました。 ぬいぐるみ作家として活躍するノナ子さん、こと、佐藤花音(かのん)さんは、Xのタイムラインで偶然、ぬいぐるみを投げて撮影する人に目が留まりました。 「私もやりたいなー」。そう思っただけでは終わらず、ぬいぐるみ作家として思い立ちます。「せっかくなら投げた時の姿が一番良い、投げる用のぬいぐるみを作ろう!」
「投げぬい(よっしゃー)」
ノナ子さんが作るぬいぐるみは、どれも、見た目は犬や猫、クマなど「動物っぽい」姿をしていますが、二本足で立ち、表情やしぐさにはどことなく「人間くささ」があります。 それは「人間特有のかわいい部分、愛すべき部分、人間特有のしぐさや表情を、動物の姿を借りて表現したい」と思って作っているからだそうです。 「投げぬい(投げる用のぬいぐるみ)」は、2種類準備しました。白いイヌっぽいぬいぐるみは、片手を突き上げて、片足を曲げてジャンプしながら、全身で喜びを表現しているように見えます。作品名は「投げぬい(よっしゃー)」。 もう一つの「投げぬい(わーい)」は、大の字で満面の笑みを浮かべたクマっぽい姿。見ていると、つられて笑ってしまいそうな表情です。