大阪府が飲食店支援でポイント還元へ 知事「食の街大阪を盛り上げていく」
府内で一定条件を満たした店舗利用者に2千円分のポイント還元
大阪府が飲食店支援でポイント還元へ 知事「食の街大阪を盛り上げていく」
大阪府の吉村洋文知事は2日午後、大阪府庁で定例記者会見を行った。会見では新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受けた府内の飲食店を支援するため、4人以下での飲食、一定の条件を満たしている店を利用した人に対し2千円分のポイントを還元する「『少人数利用』飲食店応援キャンペーン」を実施する方針を発表した。8月に時間短縮営業などを要請した大阪・ミナミエリアにある飲食店利用者に対しては、大阪市が2千円分を上乗せ。それにより、最大4千円分を還元する方針だとしている。 【中継録画】大阪・吉村知事が会見 飲食店利用でポイント還元の支援策を発表(2020年9月2日)
ミナミの一部エリアの飲食店では大阪市が2千円分を上乗せ
会見によると、今回のポイント還元を受けられる条件は「大阪府感染防止宣言ステッカー」と「大阪府コロナ追跡システム」を導入している店舗を夕食時間帯の午後3時以降に利用。対象のグルメサイト経由で、総額5千円以上(税抜)のメニューを4人以下で事前に予約し、予約当日に4人以下で飲食することだという。
また、8月に営業時間短縮などを要請した大阪・ミナミの一部エリアの飲食店については同じ条件を満たした上、大阪市が2千円分を上乗せし、合わせて最大4千円分を還元する方針を打ち出した。
大阪府では、9月中旬以降にこの事業をスタートし、12月末までの実施する予定。先のミナミ一部エリアの追加還元については10月31日までを予定。近日中にグルメサイトの公募を始め、詳細は改めて発表するとしている。
感染症対策をとってくれている店に対して応援していく
今回のキャンペーン実施について吉村知事は「感染症対策をとってくれている店に対して、利用者の方も注意をしながら飲食店を応援していこうということです。いちばんダメージを受けている飲食店を応援して、大阪はまさに食の街ですから、コロナでダメージを受けているのは間違いない。『食の街大阪』をなんとか盛り上げていこうということでこの事業を実施します」と述べた。
事業費は総額で約14億円、追加予算計上も
会見によると、事業費は総額で約14億円を見込んでいる。吉村知事は、期間内に多く利用された場合は「12月末までは実施を継続したいと思います。予算を達してしまった場合は追加の予算を計上したいと思います」と話していた。