連休中は「メリハリのある感染防止対策を」 愛知・大村知事が会見
連休中は「メリハリのある感染防止対策を」 愛知・大村知事が会見
愛知県の大村秀章知事は25日、県庁で記者会見を行った。29日からの大型連休を前に、新型コロナウイルス対策についてのメッセージを発出。「まもなく4年ぶりに制約のない大型連休を迎える。帰省や旅行、行楽地へのお出かけやイベントへの参加の際は一人ひとりが自覚を持ち、メリハリのある感染防止対策をとってほしい」などと呼び掛けた。 【動画】愛知県・大村知事が会見(2023年4月25日)
発熱症状あって緊急の場合は休日夜間診療所などへ
大型連休中は愛知県医師会や地区医師会などの協力で、発熱症状のある人が県内各地の休日夜間診療所などで診療や検査を受けられる体制を整えたという。受診先に迷ったり、休日夜間診療所の連絡先が分からなかったりする場合は受診・相談窓口か、愛知県救急医療情報センターで電話相談を受け付ける。 大村知事は「緊急でない場合は休日・夜間の救急受診は控え、平日の日中にかかりつけ医などへ受診を」と呼び掛けた。 また、連休明けの5月8日からは新型コロナの感染症法上の扱いが5類に変更されるが、その後も「県内の医療提供体制に万全を期すとともに、県民に適切な行動をとってもらえるよう、感染状況などを踏まえた適時適切な情報提供と呼び掛けを引き続き行っていく」とした。
「ジリジリ増えているのは嫌な感じ」
医療提供体制の方針については4月26日に県の対策本部会議を開き、医療関係者らの意見を聞いて最終決定する。 この日の県内の新規陽性者数は644人で、1週間前より62人増えた。大村知事は「ジリジリ増えているのが嫌な感じだが、急激に増えているというわけではない」と述べた。 (関口威人/nameken)