岐阜県内は山地を中心に大雪 スリップ事故320件発生 岐阜市など平地でも積雪(午後2時現在)
冬型の気圧配置が続いているため、岐阜県では山地を中心に大雪となっています。岐阜地方気象台は大雪や路面の凍結による交通障害に注意するよう呼びかけています。 気象台によりますと、日本付近は強い冬型の気圧配置が続き、東日本の上空約5500メートルには氷点下30度以下の寒気が流れ込んでいます。 岐阜県では10日夕方にかけて、山地を中心に降雪が続く見込みです。 午後2時現在の積雪は、大野郡白川村で179センチ、飛騨市河合で144センチ、郡上市長滝で116センチ、岐阜市で4センチなどとなっています。 この雪の影響で、県内では車の事故が相次ぎました。 10日午前0時から午後0時までの間に人身事故7件、物損事故313件の計320件のスリップ事故が発生し8人が軽いけがをしました。 一時通行止めの措置が取られた国道21号線(大垣市の楽田交差点~滋賀県米原市)は、正午に通行止めが解除されました。
名神高速道路は 栗東湖南ICから小牧ICまでの上下線と、東海環状自動車道の大野神戸ⅠCから養老ICまでが通行止めとなっています。 一方、鉄道では長良川鉄道が美濃白鳥駅から北濃駅までが終日運休となっています。 岐阜県では大雪の峠は越えましたが、10日夕方にかけて山地を中心に平地でも降雪が続く見込みです。 11日正午までの24時間に降る雪の量は多い所で、美濃地方の山地で30センチ、飛騨地方の山地で40センチ美濃地方の平地で10センチ飛騨地方の平地で15センチと予想されています。 岐阜地方気象台は大雪や路面の凍結による交通障害、電線や樹木への着雪、なだれに注意するよう呼びかけています。