「今日から基本はマスクなし」 愛知・大村知事が定例会見
「今日から基本はマスクなし」 愛知・大村知事が定例会見
愛知県の大村秀章知事は13日、県庁で定例記者会見に臨んだ。この日からマスクの着用が個人の判断となり、知事自身もマスクを着けずに会見場に入室。「今日から基本はマスクを取らせていただく。第8波も一歩一歩終息に近づき、アフターコロナで日常をしっかり取り戻し、社会経済活動を回していく」などと述べた。 【動画】愛知県・大村知事が定例会見(2023年3月13日)
知事公館など「お客さん来るので取った方がいい」
県職員にもマスク着用は個人の判断であると既に通知。ただし、医療機関での受診時や高齢者施設への訪問時、通勤通学のラッシュ時間帯は着用を推奨している。一方、知事公館などでは「お客さんが来るので基本は取った方がいい」と判断しているという。 新型コロナウイルスに対する県の警戒レベルは、先月27日から三段階で最も低い「警戒領域」とし、5月7日までを期限としている。 12日に開催された名古屋ウィメンズマラソンは1万2732人が出走。昨年の8698人から4000人余り増えた。大村知事は「だんだん日常に戻ってきている」とした。完走率も97.3%で例年並みだったという。
「名古屋コーチン」の新たな生産拠点オープンへ
愛知県のブランド地鶏である「名古屋コーチン」の生産拠点である愛知県畜産総合センターの種鶏場を、安城市から小牧市に移転して新たに開場することを発表した。 築50年以上が経つ安城市の施設が老朽化したため、2016年度から小牧市で新施設の整備を進めてきた。鳥インフルエンザなどの家畜伝染病の発生防止のため、密閉型の鶏舎システムを採用。最新設備で生産効率の向上も期待でき、将来的には現在の2倍に当たる200万羽の市場供給を目指すという。今月22日に開場記念式典を開く。 大村知事は「県政150周年記念事業にも位置付けており、名古屋コーチンのブランド力の一層の強化に取り組んでいきたい」と述べた。 (関口威人/nameken)