子どものスマホ課金、うちは大丈夫? 冬休みにチェックしたい『トラブル防止YES/NOチャート』
冬休みなどの長期休暇には、子どものスマホ利用時間が増えがちです。保護者にはなかなか見えづらい子どものスマホ利用とそのトラブルの中で、今回は特に「スマホ課金・購入トラブル」について、ネットリテラシー専門家の小木曽健さんにお話を聞きました。子どもがスマホを使う3つの代表的なケース、「子ども名義でスマホを契約して使わせている」、「契約切れのスマホをWi-Fi利用のみで子どもに渡している」「自分のスマホを時々貸して使わせている」から、それぞれの対策を解説してもらいました。(Yahoo!ニュース Voice)
子どものスマホ課金・購入トラブル防止チャートをチェックしよう
子どものスマホ課金・購入トラブルに関して、近年様々な相談が寄せられています。 アプリゲーム内で、レアリティの高いカードや武器などの有料アイテムを購入してしまう。YouTube等でのライブ配信で、気に入っている配信者に投げ銭(スーパーチャットなど、有料のチャットやプレゼントを送る機能)をしてしまう。または、デジタルコンテンツを視聴している最中、そうと知らずに有料のドラマや映画、楽曲などを購入してしまう。Amazonなどのサイトで、保護者の知らないうちに商品を購入してしまうことなども考えられます。 そういったトラブルを未然に防ぐためのYES/NOチャートを用意しました。状況にあわせて大きく3つのケースにわかれていますので、どれに当てはまるか確認してみてください。 ケース1)子ども名義でスマホを契約して使わせている場合 ケース2)契約切れのスマホをWi-Fi利用のみで子どもに渡している場合 ケース3)自分のスマホを時々貸して使わせている場合 順に対策を解説していきます。
ケース1)子ども名義でスマホを契約して使わせている場合
この場合に考えられる課金の経路は、キャリア決済課金とクレジットカード課金です。 キャリア決済とは「電話代合算支払い」というもので、毎月の電話代と一緒にサービスの利用料が請求されるものです。これをお子さんでも自由に使える設定にしていると、思わぬ金額を請求されてしまう可能性があります。 ですが、きちんと設定を確認・変更することによって、キャリア決済課金は防ぐことができます。子どものスマホにおけるキャリア決済の利用を停止する、利用上限額を0円に設定するなどです。基本的に各キャリアのマイページ(My docomo、My SoftBank、My auなど)で確認・変更することができます。 わからない場合は「●●(キャリア名) キャリア決済 設定方法」などで検索して調べていただくか、電話窓口などに「キャリア決済させないための設定をしたい」と相談してみてください。 次に、クレジットカード課金ですが、これはアプリストアに登録されているクレジットカードで課金をしてしまうというパターンです。 こちらに対する対策は単純で、子どもが利用しているApple IDまたはGoogleアカウントに、クレジットカード情報を登録しなければ問題ありません。 そもそも、クレジットカードの所有者ではない人物のスマホにカード情報を登録することは、カード会社の利用規約違反にあたります。ただ「子どもにねだられて、安価なアイテムを買うために一時的にカードを登録する」ということもあるでしょう。そういった場合にも、カード情報を登録したまま放っておくことは避けましょう。子どもにクレジットカードを渡してしまっているのと一緒ですので、多少面倒でも都度削除することをおすすめします。