【バレー】中学世代No.1エース対談 清風 西村海司×城南 寺岡蒼大が夏の激闘を振り返る「一球一球に思いがこもっていた」「どこに打っていいかわからなかった」
今夏の全国大会ベストゲームを演じた両エースが選抜合宿で再会
バレーボールの「令和6年度全国中学選抜強化第一次合宿」が10月10日から13日にかけてオガールベース(岩手)を拠点に実施された。全国各地から男女各30名が集結したなか、男子にはこの夏の第54回全日本中学校選手権大会(以下、全中)で“大会ベストゲーム”の呼び声高い清風中(大阪)と城南中(広島)による準決勝を争った両校のエースの姿も。清風中の西村海司と城南中の寺岡蒼大、将来を有望視されるエースアタッカーの初対談が、ここに実現!!(取材日:10月11日) 【ギャラリー】今年度の中学生世代の有望選手男女がずらり!! 第一次合宿の様子 ――二人が初めて絡んだのは… 西村 全中だよね。初めて対戦したのも全中でした。 寺岡 それまで話したこともなくて。(今年2月の)長身選手発掘育成合宿では僕がインフルエンザで参加できなかったんです。 西村 なので、この合宿がほんとうに初めてです。一緒にやるのは。 ――全中で初対戦が実現したわけですが、それまでのお互いの印象は? 寺岡 当然、名前は知っていました。 西村 すごいスパイクを打ってくると聞いていたので、対戦を楽しみにしていました。 寺岡 とても打点が高くて、すごいエースだ、と。僕も対戦してみたいなと思っていました。 ――全中の最終日、準決勝での対戦が決まったときの心境は? 西村 うわぁ…!! って(笑) 寺岡 やるなら決勝がよかったなぁ、と。 西村 エースの打ち合いになると想像していました。 寺岡 それに、レシーブの拾い合いになる、とも。 ――いざ試合では第1セットを清風中が25-16と大差で先取しました 西村 ですが、1セット目は城南中も絶対にフルパワーは出せていないから、とチーム内では話していました。なので、第2セットも引き締めて、もっともっと警戒していこうと考えていました。 寺岡 試合前の清風中の印象は、とにかく全員の平均身長が高くて、よく打ってくるな、という印象。実際に(西村)海司を筆頭に、ほんとうに打ってきましたね。 西村 (寺岡)蒼大も想像どおりで、ものすごいスパイクを打ってきました。相手としては嫌でしたね。