なぜ亀田興毅氏は故郷大阪にプロボクシングジムを開設したのか?
一方で大阪での亀田家のジム立ち上げに様々な声があるのも確か。勝訴はしたが、JBCを訴訟した一件もあり、一部の関西のジム会長からは、拒否反応を示す向きもある。ネット上では、現役時代のあのスタイルや、様々な問題を起こしてきたことから、いまなお亀田家にアレルギー反応を示す人も少なくない。ボクシングをメジャーにしたいという興毅氏の思いを純粋に受け取らない“アンチ”もいる。正式な手続きを取り、2度目となるジム経営のスタートを切った興毅氏は、今後の結果と行動で理解を広げていくしかないだろう。 興毅氏の生活拠点は東京だが、しばらくは1歳から8歳まで4人の子供たちを東京に残し、東京と大阪を行ったり来たりの二重生活となる。 「現役復帰?それは絶対にない。いじめんといてください。これからは世界一のプロモーターを目指します」 第二、いや第三の人生のゴングが鳴った。その行動力と発信力で亀田モデルを築き上げることができるのか。 (文責・山本智行/スポーツライター)