昇進も成長も感じられない…30代・40代に訪れるキャリアの停滞期…その正体は「キャリアプラトー」 乗り越える3つの方法とは?
キャリアプラトーの種類
キャリアプラトーには、大きく分けて階層プラトーと内容プラトーの2種類あります。 階層プラトーとは、現在以上の職位に昇進する可能性が将来的に低下している状態のことです。たとえば、昇進の機会が限られており、将来的なキャリアパスが見えない状況が該当します。 一方の内容プラトーは、長期間同じ仕事を担当するといった、新たな挑戦や学びの機会が欠けている状態を指します。上司からの評価が低く責任のある仕事や新しいプロジェクトを任されず、成長の実感を感じられないケースです。 どちらも、仕事に対するモチベーションや生産性が低下するという点で共通しています。
【個人的要因】キャリアプラトーに陥る原因
キャリアプラトーに陥る原因には、個人的要因と組織的要因の2種類あります。まずは、キャリアプラトーに陥る個人的要因を確認しておきましょう。 <スキル不足を感じている> キャリアプラトーに陥る個人的な要因の一つに、スキル不足があります。 理想のキャリアを築いていくためには、ときにスキルアップが求められますが、誰もが順調にスキルを伸ばせるとは限りません。ビジネス環境が日々変化するなか、自分のスキルが新しい業務やポジションに対応できなくなることがあります。その結果、自分の成長機会を逃し、キャリアプラトーに陥ることがあります。 <現状に満足している> キャリアプラトーに陥る原因は、仕事に対する不満だけではありません。むしろ、現状に満足していることが、キャリアの停滞を招くケースもあります。 現状に満足していると、今のポジションや仕事内容に対して安心感を抱き、新たな挑戦や成長の機会を積極的に求めなくなりがちです。このような状態では自分のキャリアに対して保守的になり、リスクを避けたい気持ちから、自然とキャリアプラトーに陥る可能性が高まります。 キャリアプラトーを避けるためには、常に向上心を持ち、成長を意識して主体的に仕事に取り組むことが大切です。 <役職へ就くことに不安を感じている> 役職に就くことへの不安も、キャリアプラトーに陥る要因の一つです。 近年、管理職を避けたいと考える人が増えていますが、これは昇進に伴う責任の増加やリーダーシップを発揮するプレッシャーに対する不安が影響しています。 役職に就くと結果を求められます。また、責任の重さやプレッシャーにより、失敗への不安が生じやすくなるでしょう。このような不安やリスクを回避しようとする結果、キャリアプラトーに陥ることがあります。