渋野日向子は3週間でリフレッシュ 秋の陣は残り9試合へ「上を見て、悔いの残らないように」
<クローガー・クイーンシティ選手権 事前情報◇18日◇TPCリバーズ・ベンド(米オハイオ州)◇6705ヤード・パー72> 6年前の渋野日向子の姿【写真】 渋野日向子にとっては、先月の「AIG女子オープン」(全英)以来となる米ツアー出場。“秋の陣”の戦いが、オハイオ州からスタートする。昨年も出場した大会だが、コースは変更となり、アーノルド・パーマー設計の難コースへ。「面白みもあるコースだなと。難しいなと思います」と中継局・WOWOWのインタビューに答え、久しぶりの実戦を前に気を引き締める。 絶不調からカムバックし2位に入った6月の「全米女子オープン」。同月には「KPMG全米女子プロゴルフ選手権」で7位と一気に調子を取り戻したかに見えたが、その後の最高成績は勝みなみとペアを組んだ「ダウ選手権」の20位。7月以降の5戦では棄権1回、予選落ち1回と苦しい時間が続いた。 そんな期間を洗い流してくれたのがこの3週間のオフ。「ゆっくりしながらですけどトレーニングもしたり、練習もしたり。充実していたかな」。秋の戦いに向けて、再スタートとなるこの地にまずは元気に立つことができ、笑みを見せる。 「ショット面が多かった」とスイングを整理しながら調整を重ねた。今回のコースはラフも深ければ距離が長いホールも多い。「難しいと思うから、耐えるゴルフができたらいいと思う」と、ショットでしのぎながらつけたチャンスを決めていく戦略で臨む。 現在のポイントランキングは44位。ここからさらに高みを目指していく。「やっぱり残り9試合を無駄にしたくないので、しっかり悔いの残らないように上を見ていきたいなと思います」と実り多き秋に結果を残す構え。「4日間戦って、いい位置で終われるように頑張ります」と締めくくった。