大阪府・吉村知事が定例会見1月20日(全文2)店名公表は現時点で考えていない
病床の逼迫度が非常に厳しい
その後、振り返ってみれば600から500ぐらいで推移しているので、非常に高い水準でこの陽性者数が推移をしているというふうに分析はしています。ただ、じゃあ、右肩上がりに増えていっているかというと、そうではありませんが、でも決して油断できる状況ではないし、特に病床の使用率、病床の逼迫度というのは非常に厳しいです。600人を超えた人数がずっと続くと、中等症、軽症もやはり病床の確保が難しくなってくるというのがシミュレーションでも、大阪府から、これは分析して出しているとおりでありますし、大阪府自身が。病床としては非常に厳しいというのが今の現状分析です。だから、なんとかこれを減らしていくことが必要だというふうに思っています。 毎日新聞:あと飲食店の。 吉村:飲食店につきましては、本当に12月、ミナミ、キタについては11月の月末からお願いをしています。厳しい中でも厳しいお願いをしています。ご協力いただいている飲食店が実は非常に多くて、約8割から9割、実際9割程度はご協力をいただいているという、現地の見回りをしても、やっぱりそのぐらいの数が、多くの方がね。はっきり言って大半の方が協力をいただいている状況だと思っています。ここは本当に感謝申し上げたいと思います。 今後、市町村とも協力もしながら、見回り活動ということもやっていきたいというふうに思います。大阪市とも協力しながらやっていきたいと思います。現状、それだけ多くの方にご協力をいただいていますので、今の時点で何かこの店が非常に感染拡大で危ないという情報も入っていないですし、どこかを個別に公表するということも現時点では考えてはないです。ご協力を引き続きお願いしたいというふうに思います。 司会:次のご質問をお願いします。
民間検査機関に検査を委託するのか
日刊工業新聞:日刊工業新聞の大川です。スマホ検査センターなんですが、これは保健所とは別に、民間の検査機関に検査を委託するというふうに考えてよろしいんでしょうか。 吉村:はい、そういうことです。民間の検査機関、これは非常に大手の検査機関ですけれども、そこの検査機関に委託をします。そして、これは完全に民間の検査機関ということになります。株式会社日本医学臨床検査研究所というところに委託をします。これは企業で言うと非常に大手だという報告を受けています。 それから、このセンターのロジですけれども、12カ所の、見せてもらっていいかな。このセンターのロジですけれども、これは場所については府民センターであったり、あるいは検査機関の場所を借りたりと、あります。スマホの検査センター本部はこの裏側ですけれども。そこのロジ担当については、運営も、これは委託をしまして、メディカル・コンシェルジュという株式会社に委託をします。もちろんこれは大阪府の事業ですから、最後は大阪府が責任を持って、ロジ担の指導であったり、そういったことは、管理というのはやりますけれども、基本的にこの民間の検査センターに検査を委託するということになります。 日刊工業新聞:検査効率の観点からどのようなメリットがあるかというのと、1日当たり検査は500件ということですけれども、保健所の検査等含めてどれぐらい検査数が増えるかというのを教えてください。 吉村:これは今やっている保健所の検査の確保とは別で確保しましたので、そういった意味では今の保健所のやっている検査のキャパが減るわけではないです。新たに開拓をしたということです。数についても1日最大500件から始めますが、必要に応じてこれはその検査会社と相談しながら増やしていきたいというふうに思っています。 あとはメリットとしたら、やっぱり速いということですよね。保健所を通じる必要もないわけですから、ある意味その日のうちに空箱を取りに行ってもらって、そして唾出して、そして渡せば、夕方までに渡せば、翌日の朝には陽性か陰性か出ますから、かなりスピード感を持った検査になると思います。 これに加えて、当然、今までの保健所の検査とか、かかりつけ医の検査も並行してやっていますから、そちらも当然やってもらってもいいわけですけれども、少しでもなんか症状があって、少しでも心配だっていう方はこちらのほうにやってもらったほうがいいんじゃないかなというふうには思います。