大阪府・吉村知事が定例会見1月20日(全文2)店名公表は現時点で考えていない
高齢者施設の方が検査をすぐに受けられないからか
読売テレビ:読売テレビ、福島です。この検査は、ちなみにPCRとか抗原とか、いろいろ混ざっているんでしょうか。 吉村:最初はPCRから始めます。最初はPCRで初めてから、その後、抗原検査に移っていく。確か最初の1カ月はPCR検査、その後は抗原検査に移っていくということになります。抗原検査もPCR検査も、今、制度としてはほとんど変わらないような状況になっていますので、少し、もちろん性質は違うんですけれども、まずはPCR検査から始めていきます。 読売テレビ:あと今回こういう仕組みをつくられたわけですけれども、現状として、やっぱり高齢者施設の方が検査を受けようとしても、すぐに受け入れられてないという現状があるからつくるのか、その辺りの認識はいかがでしょうか。 吉村:高齢者施設に対しましては、少しでも症状があればすぐ保健所に連絡してくださいというのはもうずいぶん前から呼び掛けをしていますし、方針決定しています。保健所にその通達もしていますので、高齢者施設の方であれば、そういった連絡があれば、もうすぐ検査するということが保健所の中にも行き渡っていますから、そういった意味で検査の間口はかなり高齢者施設については広がっているというふうに思っています。ただ、そこに、保健所に連絡するという1つのアクセスをもっと下げれないかというふうに思っています。 つまり、保健所に電話してやる決意をするまで、ある程度たぶん症状が出たりとかあると思うんです。少しでも症状が出たらって言ってるんですが、ただそこで、例えば職員さんからすると、やっぱり保健所に電話したりお医者さんのところまで行くというのに、少しハードルがあると思われる方もいると思うので、その方がスマホでぴょこぴょこやるだけだったら、すぐできると思いますから、ある意味、アクセスしやすくするという必要があるんじゃないかと思ってやりました。
普段みんなが使っている媒体を使おうと
どうやったらアクセスしやすくなるのかなということを追求してやったということであって、何か今までのやり方に弊害があるとは思ってないんですけども、できるだけアクセスしやすくしていくという発想です。スマホはもうみんな、【****00:43:26】方も使っていると思いますんで、もちろん入所者の方っていうのは高齢の方もいますから、サ高住なんかでいらっしゃる方は結構自立されているから、スマホの人も多いと思いますけど、介護度が非常に高い人はスマホを使ってないことになるわけですけれども、施設の職員なんかも当然、スマホをほとんど使ってると思いますから、スマホだけでぴょこぴょこやって検査できるとなれば、検査のハードルが下がるんじゃないかということです。 この発想っていうのは僕も市長時代からいろいろ、役所の仕事について積み上げてきて思うところでもあるんですけど、普段、みんなが使っている媒体を使ってできるだけアクセスしようと。つまりLINEであったり、スマホであったり、同じ情報を伝えるにしても紙媒体で難しい文字をたくさん詰め込んで、なかなか伝わらないっていうのはよくあるんですけど、できるだけこれからの時代になっていくと、みんなが使ってる媒体とか、みんなが使ってるやり方でやったほうが伝わりやすいし、ハードルが下がる。そこを非常に政治家として思うところもあるので、今回もスマホだけで検査ができるとなれば、非常に心理的ハードルというのか、症状が重たくなってきたり、熱出て、これはとなったらあると思うんですけど、そうならなくてもある意味、人と話、会話することなく検査できるようになるので、検査のハードルがぐんと下がるんじゃないかなと。 今も下げているんですけど、アクセスしやすくなるという意味ではこの、誰とも相談しなくても検査ができる仕組みというのが僕はいいんじゃないかなというふうに思って、去年の年末ぐらいからずっと進めてきましたし、ここについては福祉部だけじゃなくて、スマートシティ戦略部にも入ってもらいました。スマシ部でなんとかできるやり方、考えてくれということを、僕から指示を出して、スマシ部のほうでいくと、これは、ここまでは簡単にできますよということだったんで、そこのノウハウと福祉部の需要というか、その仕組みを掛け合わせてできたと、検査センターだというふうに思っています。