五輪観客上限、4月に方向性決める―組織委・橋本会長
東京五輪・パラリンピック組織委員会の橋本聖子会長は20日、東京都の小池百合子知事、丸川珠代五輪担当相、国際オリンピック委員会(IOC)トーマス・バッハ会長、国際パラリンピック委員会(IPC)アンドリュー・パーソンズ会長と5者会議を行い、その場で今夏の東京五輪・パラリンピックでの海外からの観戦客受け入れを断念することが決定した。会場の観客上限については4月に方向性を決めていく方針を再確認したという。
その後の会見で、橋本会長は「コロナを取り巻く状況はいまも刻々と変化している。4月の方向性決定以降も状況の変化に柔軟に対応していくことも必要であることが確認された。検査や関係者の扱いなどの重要な課題についても4月までに大きな方向性をまとめる」と述べた。